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概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は続落、追加の利上げ観測も指数の足かせに

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【ブラジル】ボベスパ指数 99621.58 -0.96%
29日のブラジル株式市場は続落。主要指標のボベスパ指数は前日比969.83ポイント安(-0.96%)の99621.58で取引を終了した。101313.08から99218.13まで下落した。

買いが先行した後は売りに押され、引けまで安値圏でもみ合った。海外株安が警戒され、ブラジル株にも売り圧力が強まった。また、追加の利上げ観測も指数の足かせに。ほかに、原油など資源価格の下落が資源の一角の売り手掛かりとなった。一方、国内消費の回復観測が指数を下支えした。

【ロシア】MICEX指数 2378.55 -1.25%
29日のロシア株式市場は続落。主要指標のMOEX指数は前日比30.20ポイント安(-1.25%)の2378.55で取引を終了した。2407.49から2370.41まで下落した。

終始マイナス圏で推移し、終盤に下げ幅を再び拡大させた。海外株の下落が警戒され、ロシア株にも売り圧力が強まった。また、米国がロシアに対して経済制裁を追加したことも引き続き嫌気された。ほかに、原油価格の下落などが指数の足かせとなった。

【インド】SENSEX指数 53026.97 -0.28%
29日のインドSENSEX指数は5日ぶりに反落。前日比150.48ポイント安(-0.28%)の53026.97、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同51.10ポイント安(-0.32%)の15799.10で取引を終えた。

後半はプラス圏を回復する場面もあったが、その後は再び売りに押された。通貨ルピー安の進行を受け、インド株に売り圧力が強まった。ルピーの対米ドル為替レートは前日28日、過去最安値を再び更新した。経常赤字の拡大懸念やインフレ率の高止まりなどがルピーの売り圧力を高めたもようだ。また、一部品目の物品・サービス税(GST)の適用税率が引き上げられるとの観測も嫌気された。

【中国本土】上海総合指数 3361.52 -1.40%
29日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比47.69ポイント安(-1.40%)の3361.52ポイントと5日ぶりに反落した。

利益確定売りが先行する流れ。上海総合指数はこのところ急ピッチに上昇し、足もとでは約3カ月半ぶりの高値水準を切り上げていた。ただ、下値は限定的。中国の景気テコ入れ策や、社会活動の早期正常化に対する期待感が続いている。指数はプラス圏に浮上する場面もみられた。
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