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休場明けの米国市場の動向に関心が集まるなか、積極的な売買は手控えられる

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 5日の日本株市場は、こう着の強い値動きが見込まれる。4日の米国市場はインデペンデンスデイ(独立記念日)の祝日で休場だった。グローベックスの米株先物は小安く推移していたほか、シカゴ日経225先物清算値(時間外)は大阪比65円高の26245円。円相場は1ドル135円80銭台で推移している。

 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、小じっかりで始まることになろう。ただし、米国市場の休場により手掛かり材料に欠ける状況である。休場明けの米国市場の動向に関心が集まるなか、積極的な売買は手控えられることになりそうだ。日中はグローベックスの米株先物の動きを睨みながらの短期的な売買に振らされやすい需給状況である。

 また、米株先物は下落幅を縮めていることから、朝方はリバウンド狙いの動きが入りやすいところである。ただし、日経平均の先週末の下落部分を埋める動きは期待しづらいことから、短期的なリバウンド狙いの動きにとどまり、戻り待ちの売り圧力が次第に強まる可能性はあるだろう。また、リバウンド機運が高まるなかで先週末の陰線を吸収する動きを見せてきたとしても、同水準に位置する5日線が上値抵抗として意識されやすい。

 そのほか、週末にはETFの決算に伴う分配金を確保するための売りが警戒されていることから、戻りの局面では短期筋による売り仕掛け的な動きも入りやすいだろう。また、指数インパクトの大きい東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>の弱い値動きが継続していることから、日中は半導体株の値動きを睨みながらの展開。米株先物が底堅く推移してくるようであれば、米国市場の休場明けを前に、いったんニュートラルに戻す意味合いから、値がさ半導体株へのショートカバーが強まる可能性も想定しておきたいところだ。

 その他は、個別の材料を手掛かりとした物色のほか、参院選を控えての政策テーマに関連した材料株などへの短期的な値幅取り狙いの動きなどに向かわせよう。中小型株については、マザーズ指数は5日、25日線水準での攻防を見せており、5日、25日線との短期デッドクロスが意識されるなか、これをクリアしてくる動きを見せられればリバウンド機運が高まりやすいだろう。
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