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米国株見通し:底堅い値動きか、対中関税の撤廃に期待感

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(13時50分現在)

S&P500先物      3,837.60(+12.3)
ナスダック100先物  11,634.80(+49.1)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は堅調、NYダウ先物は60ドル安。アジア株はおおむね上昇し、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ。


1日の主要3指数は反発。序盤にマイナスへ転じたが、終盤に持ち直し、ダウは321ドル高の31097ドルと高値付近で取引を終えた。この日発表されたISM製造業景況指数は予想外に低調な内容となり、景気減速を懸念した売りが優勢に。ただ、連邦準備制度理事会(FRB)による過度な引き締めへの警戒は和らぎ、長期金利の低下でハイテク関連を中心とする買戻しが相場を支えた。また、3連休を控えポジション調整による買いも入った。


本日は底堅い値動きか。今晩発表の製造業受注は前回をやや上回ると予想されるが、1日のISM指数同様、低調な内容なら買いは縮小の見通し。ただ、長期金利の低下が続けば、全般的に売りづらい地合いとなろう。一方、報道によると、バイデン大統領は中国に対する一部の関税を撤廃する方針。国内の物価上昇を抑える狙いで、早ければ今週中にも発表が見込まれる。インフレ高進と景気減速への懸念が強まるなか、株買い材料になりやすい。


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