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ダイナムジャパンHD Research Memo(10):ステークホルダーにとっての価値を高めるESGの取り組み継続

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■ESGの取り組み状況

1. ESG活動を通じて、持続的な成長と企業価値の最大化を目指す
ダイナムジャパンホールディングス<06889/HK>は、環境(E)、社会(S)、ガバナンス(G)の各視点から明確な方針を定め、投資家を含むすべての信頼関係者(ステークホルダー)にとっての価値を高める取り組みを真摯に継続している。

「信頼と夢を育む百年の挑戦」という企業理念のもと、永続的に成長を達成するという理想を掲げてESG活動も展開しており、E(環境)、S(社会)、G(ガバナンス)の各カテゴリーにおいて、最新の国際ガイドラインや香港証券取引所上場規則に則った情報開示を行っている。なお、その詳細については、同社ホームページ及び「ESG Report 2022」で確認することができる。ESG投資が注目されるなか、投資家との対話ツールとして重要な役割を果たすことが期待される。

2. 環境への取り組み
同社グループは、地球環境問題は人類共通の課題であるとの認識の下、気候変動を中心とした環境問題に積極的に取り組み、環境負荷の低減を目指している。また、環境関連の法規や条例を遵守し継続的な環境マネジメントを実践している。

気候変動やエネルギー消費、汚染などの地球環境問題は経済活動がその一因とされ、地球温暖化については国際的な目標も定められた。同社グループは、脱炭素社会における事業運営について、過剰なエネルギーの消費によるCO2排出を抑制するため、環境負荷の小さい木造店舗、消費エネルギーの適正管理、グリーンITの推進、廃棄物を出さない仕組みとその適切な処理に努めている。

3. 社会への取り組み
同社グループは、顧客、地域社会、取引先、従業員、株主・投資家といった、それぞれの信頼関係者に対する取り組みを通じて「社会的価値の向上」を目指す取り組みを行っている。

「パチンコ=日常の娯楽」に向けた顧客視点のサービス、パチンコのめり込みに対する対応、「地域のインフラ」を標榜した活動、遊技機メーカーとのプライベートブランド機の開発、女性活躍推進を含む人材育成、さらに投資家への説明会の実施など、「社会的価値の向上」に向けて多様な取り組みを行っている。

「地域のインフラ」を標榜にした活動では、高齢者の自立支援、地域における雇用促進、災害対応と復興支援などのほか、スポーツ支援なども行っている。

4. ガバナンスへの取り組み
同社グループは、機関設計として指名委員会等設置会社を選択しており、指名委員会、報酬委員会、監査委員会の3つの委員会が設置されている。この指名委員会等設置会社は、経営の意思決定・監督機能と業務執行機能を明確にするため、意思決定・監督機能を執行役が担っている。

同社グループのコーポレートガバナンスに関する最新の取り組みは、毎年発行される「Annual Report」に詳細が記載されている。同社グループホームページからも閲覧できる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)


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