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NY債券:米長期債相場は続伸、米国経済の減速観測は後退せず

29日の米国長期債相場は続伸。労働省が発表した4-6月期雇用コスト指数(ECI)は前期比+1.3%と市場予想を上回った。また、商務省が発表した6月PCEコア価格指数は前年比+4.8%と市場予想を上回っており、長期債利回りは一時反発したが、米国経済の減速観測は後退せず、債券利回りは反落。株高は意識されなかったようだ。

CMEのFedWatchによると、29日時点で9月開催のFOMC会合でFF金利の誘導目標水準が2.75-3.00%となる確率は70%程度。2022年12月開催のFOMC会合でFF金利の誘導目標水準が3.25-3.50%以上となる確率は66%程度。10年債利回りは2.723%近辺まで上昇した後、2.616%近辺まで低下し、取引終了時点にかけて2.649%近辺で推移した。

イールドカーブは、フラットニング気配。2年−10年は-23.10bp近辺、2−30年は+12.90bp近辺で引けた。2年債利回りは2.88%(前日比:+2bp)、10年債利回りは2.65%(-3bp)、30年債利回りは、3.01%(同比:-1bp)で取引を終えた。

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