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JIG-SAW—2Qも2ケタ増収増益、月額課金売上は堅調に推移

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JIG-SAW<3914>は、5日、2022年12月期第2四半期(22年1月-6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比13.6%増の14.60億円、営業利益が同52.7%増の2.94億円、経常利益が同48.7%増の2.81億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同58.0%増の1.95億円となった。

クラウド・IoT分野全体を包括するデータコントロール事業の売上は、安定した完全ストック型ビジネスの継続課金売上と一時的なスポット売上で構成されているところ、当第2四半期累計期間においても、月額課金案件の受注獲得を推し進め、前年同期比で月額課金売上は2.04億円純増した。これにより、上場以来30四半期連続で過去最高の月額課金売上のプラス成長となり、堅調に推移している。また、過去最高を超える金額の先行投資を継続して実施しているが、営業利益および経常利益は大幅な増加となった。

IoT分野では、IoTエンジン「NEQTO」をベースに、あらゆる事業者のエンタープライズレベルのIoTソリューションに大きく寄与するスピーディーかつシンプルなソフトウエアサービスを展開しているところ、様々な分野の企業群との協業や取組みを通じて顧客へのサービス価値を高め、さらなる顧客獲得を推進している。また、クラウドセキュリティの脆弱性の自動対策と脅威検知の自動制御サービス「Safing AWS版」SaaSサービスの提供を開始し、今後の世界のサイバーセキュリティ市場の大きな成長を見据え、国内外のユーザ獲得に向け、継続的な機能開発・強化を図っている。さらに、自動操縦標準機開発プロジェクトにおいては、清水建設<1803>が新たに参画し、業界標準機の実現を加速させるなど、各プロジェクトは実用化に向けて順調に進捗している。

引き続き今後の高い事業成長を実現すべく、将来に向けた先行投資の金額は、過去最高を更新し、前年同期比で約0.42億円増加となった。

2022年12月期通期については、ストック型ビジネスの堅調な推移により、現時点において過去最高の売上高が見込まれる状況だが、新たなクラウドセキュリティサービスのローンチや自動運転分野での商用化、そして国内だけにとどまらないグローバルなIoT事業の大きな成長とそのための事業投資に関する不確定な要素が多く、適正かつ合理的な業績予想の策定が困難であることから、業績予想は開示していない。



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