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欧米為替見通し:ドル・円は伸び悩みか、米雇用情勢改善もインフレ指標を見極め

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8日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想する。米雇用情勢の改善が示され、連邦準備制度理事会(FRB)による引き締め加速への思惑でドル買い地合いに。ただ、今週発表のインフレ指標を見極めようと、一段のドル買いは抑制されそうだ。

前週末に発表された雇用統計で非農業部門雇用者数は大幅増、失業率は低下するなど、前月から失速の予想に反し改善を示した。それを受けリセッション懸念は一服。次回9月の連邦公開市場委員会(FOMC)に向け大幅利上げ期待が再燃し、ドル買い優勢の展開でドル・円は135円台に持ち直した。週明けアジア市場は中国軍の軍事演習終了で米中対立激化への警戒は後退し、リスク選好の円売りが主要通貨を押し上げる展開となった。

この後の海外市場は重要イベントが予定されておらず、積極的に動きづらい展開となりそうだ。5日の強い米雇用統計が改めて材料視されれば、FRBによる0.75%の利上げを期待したドル買いに振れやすい。ただ、10日発表の米消費者物価指数(CPI)は前回から伸びが鈍化するとみられ、内容を見極めようと一段のドル買いは手控えられるだろう。また、雇用統計は堅調でもリセッション懸念は残り、先行き不透明感がドル買いを弱めるとみる。

【今日の欧米市場の予定】
・特になし



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