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自民党は「カルト憲法」に改憲するのか?旧統一教会に染まった草案に賛同する国民は皆無=今市太郎

自民党と旧統一教会との蜜月があちこちで暴かれています。なかでも自民党が推し進めてきた憲法改正案が、統一教会系の右翼団体である国際勝共連合の改憲案と酷似しており、そもそもカルト憲法を発議するつもりなのかという批判がすでに高まりを見せています。(『今市的視点 IMAICHI POV』今市太郎)

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※本記事は有料メルマガ『今市的視点 IMAICHI POV』2022年8月7日号の抜粋です。興味を持たれた方は、ぜひこの機会にバックナンバー含め初月分無料のお試し購読をどうぞ。

与党は「旧統一教会」というカルトに乗っ取られてしまった状態か

自民党議員と旧統一教会の蜜月関係は、TBS・日テレなどが異例の臨戦態勢で次々と事実を番組内で公表しはじめています。

そのため、指摘を受けた多くの議員は「知らぬ存ぜぬ」「何が悪い」などと言って難を逃れることはすでにできなくなりつつある状況。

国民は、政権政党の自民党が事実上旧統一教会というカルトに乗っ取られてしまった状態であることを日々、目のあたりにすることとなってしまっています。

岸田首相はこの状況をどこまで正確に把握して危機感をもっているのかはわかりませんが、副総裁と幹事長は留任としたまま内閣改造人事を8月10日に実施。

この秋、一気に憲法改正議論を開始する構えを見せています。

閣僚人事については部分改造となるのでしょうが、統一教会との関係が取り沙汰されている状況下で、ろくな身体検査もせずに教会系議員を閣僚に起用すれば、時節柄とんでもない批判にさらされることになるため、まずここから注目していきたい状況になっています。

また自民党が持ち出してくる憲法改正案は統一教会系の政治部門右翼団体である国際勝共連合の改憲案と酷似しており、そもそもカルト憲法を発議するつもりなのかという批判がすでに高まりを見せています。

自民党の改憲案は国際勝共連合が作成したのかというほど内容が酷似

今回、自民党が持ち出してくる改憲案の中身については、統一教会系の右翼団体国際勝共連合がかねてから主張してきた改憲案と重要な部分が非常に酷似していることが、すでに新聞赤旗や東京新聞の紙面上で指摘されています。

誤解を恐れずに言うならば、勝共連合が作成した草案をそっくりそのまま取り込んだのが自民党案なのではないか?と思えるほど、重要なポイントでは勝共連合の主張が実に丁寧かつ大胆に織り込まれていることがわかります。

とくに赤旗は詳細を報じていますが、国際勝共連合の幹部は2017年4月段階で独自の憲法改正案を動画にまとめて公表していますから、かなり早い段階から独自の草案がしっかりできあがっていたことをうかがわせます。

Next: カルト憲法の中身は?右も左も一般国民もとてもじゃないが賛同できない

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