(13時50分現在)
S&P500先物 4,122.00(-0.5)
ナスダック100先物 13,000.00(-8.2)
米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅安、NYダウ先物は5ドル安。原油相場は下げ渋り、本日の米株式市場は売り先行となりそうだ。
9日の主要3指数は下落。序盤から軟調地合いとなり、ダウは58ドル安の32774ドルと3日ぶりにマイナスへ転じた。この日は特に重要イベントが予定されておらず、インフレ指標の発表を前に思惑が交錯。連邦準備制度理事会(FRB)による引き締め加速への警戒感は根強く、金利先高観からハイテク関連が売られ下げを主導した。前日のエヌビディアに続き、マイクロン・テクノロジーが売上高見通しを下方修正し売りが加速した。
本日は底堅い値動きか。焦点の7月消費者物価指数(CPI)は前年比+8.8%と前回の+9.1%から伸びはやや鈍化する見通し。ほぼ想定通りの内容なら次回連邦公開市場委員会(FOMC)に向け一段の引き締めへの思惑は広がらず、景気敏感や消費などが買い戻される可能性があろう。逆に、想定を上回るインフレ高進が示された場合、FRBが緊急会合を開催し大幅利上げに踏み切るとの見方も根強く、金利高を背景に売りには警戒したい。
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