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岸田改造内閣、懸案の旧統一教会“関連”議員の排除に失敗か。“ダブル盗撮容疑”林・西村両氏も入閣で「自民党の人材難もここまで…」と嘆く声

お盆の直前という異例の時期に実施された内閣改造・自民党役員人事だが、SNS上などからは早くもその前途を心配する声があがっているようだ。

内閣改造は全19閣僚のうち14ポストを入れ替えるという大幅なものに。厚生労働相に加藤勝信前官房長官を再登板させるほか、経済産業相に西村康稔前経済再生相、デジタル相に河野太郎元外相、経済安全保障相に高市早苗元総務相を据えるなど、閣僚経験者を多く登用する格好となった。

いっぽうで党役員人事では、麻生太郎副総裁と茂木敏充幹事長が留任し、政調会長に萩生田光一経産相、総務会長に遠藤利明選対委員長、選対委員長に森山裕総務会長代行が就任している。

旧統一教会と関係のある議員は完全に取り除けず

今回の内閣改造でひとつの焦点とされたのが、旧統一教会との関係が深い議員をどれだけ閣内から取り除くことができるかという点だ。

実際、同団体と付き合いがあると明言し、次回の選挙でも支援を受ける気満々といった発言をしていた岸信夫氏をはじめ、末松信介氏、二之湯智氏、小林鷹之氏、野田聖子氏、山口壮氏、萩生田光一氏といった旧統一教会との関係を認めた7閣僚が、今回の内閣改造で閣外に去ることとなった。

このところは、内閣改造を含めた組閣直後にスキャンダルが発覚し、出鼻を挫かれるといったケースも多々あるため、自民党内では内閣改造に向けて、入閣候補者らに不祥事がないか調べる「身体検査」に躍起であるとの報道も。特に旧統一教会との関係については、今回より慎重に精査したうえで、入閣する人材が決められるものと思われていた。

ところがいざ蓋を開けてみると、早くも入閣を果たした議員のなかに、旧統一教会側との接点が噂される人物が複数名いることが判明。総務相として初入閣した寺田稔氏は、18年10月に同氏の資金管理団体が旧統一教会の友好団体である「国際勝共連合」に、会費2万円を支出していたことが発覚。また経済再生担当相に留任した山際大志郎氏も、同じく教団の友好団体「平和大使協議会」に会費1万円を支出していたというのだ。

そしてさらに注目なのが、自身が代表を務める自民党支部が、2度に渡って教団の友好団体「世界平和女性連合」に会費という名目で計3万円を支出していた加藤勝信氏。この加藤氏といえば、先般大いに取沙汰されたこども庁の改称問題において、自民党内の会議内で「こども家庭庁にすべき」と先頭切って主張していたとして、名前が挙がっていた人物でもある。

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加藤氏は過去に2度務めた厚労相に3度目の就任となるが、2度目の就任時には今に続くコロナ禍の初期対応にあたったものの、その実力には疑問符どころかSNS上には「無能」だと断じる声もチラホラ。そんな旧統一教会との縁が深く、さらにその手腕も期待薄な同氏がなぜ返り咲いたのか、起用した岸田総理の意図がまったく見えないと訝しむ声も早くもあがっているところだ。

「スパイ」疑惑の林芳正外相は留任

いっぽうで、前内閣から留任となった議員のひとりである林芳正外相にいたっては、ここに来てなぜか「盗撮」「スパイ」疑惑が急浮上しているという。

というのも林氏は、いつもスーツの胸ポケットにスマホを入れているというのだが、そのレンズが高確率で外を覗いており、ここから盗聴や盗撮、あるいはどこかに会話をリアルタイム送信しているのでは……との噂が、ネット上では持ち切りだというのだ。

確かに何とも疑わしい所作であるうえに、オシャレ目線でも相当イケてない林氏の“悪癖”なのだが、このことが影響したのか、米政府はすでに同氏への情報提供を制限しているといった話もSNS上では取沙汰されている。万が一それが事実だとすれば、外相としては非常に由々しき状況といえそうである。

美人「盗撮」疑惑の西村康稔氏を経済産業相に起用

さらに「盗撮」といえば思い浮かぶのが、今回経済産業相に起用された西村康稔氏。衆院兵庫9区選出ということで、淡路島に本拠を構えるパソナとも昵懇の仲とされる同氏だが、過去には訪問先のベトナムにおける“買春4P”が噂されたのにくわえ、最近では自身のホームページにて国内外の女性の写真を「バナナをほおばるのを目撃!?」といったキャプション付きで公開していたことが発覚。女性の無防備な姿を映した写真が多かったことから、「盗撮なのでは?」という声が多くあがったのだ。

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このところは、新内閣の発足や内閣改造の度に、自民党内の人材不足が顕著だとの声があがるが、今回も懸案事項であった旧統一教会と関係のある議員の排除にも失敗したうえに、こともあろうか“盗撮容疑者”を2人も主要閣僚に起用する形に。

閣僚経験者を多く登用した安定感重視の内閣との評価も一部からはあがるが、こういった脛に傷持つ人材を起用しないと回していけないのかといった声も多く、まさに人材難もここに極まれりといったところだろう。

Next: 「自民党にはもうマトモな人材は残っていないのか」

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