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日本ヒューム—1Qは2ケタ増収、基礎事業では民間の工場建設等によりコンクリートパイルの出荷が順調

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日本ヒューム<5262>は10日、2023年3月期第1四半期(22年4月-6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比16.0%増の76.77億円、営業利益が同27.4%減の2.31億円、経常利益が同7.1%減の7.84億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同6.0%減の6.61億円となった。

基礎事業の売上高は前年同期比14.7%増の48.25億円、営業利益は同20.7%減の0.48億円となった。民間の工場建設等によりコンクリートパイルの出荷は順調だったが、原材料価格の急激な高騰の影響は大きく、増収減益となった。販売価格の適正化を進めると共に、収益向上を図るため、物件単位の損益管理の徹底による利益率の改善、摩擦杭による事業領域の拡大をもって販売強化を推進していくとしている。

下水道関連事業の売上高は前年同期比21.6%増の24.63億円、営業利益は同10.9%減の3.60億円となった。気候変動の影響による気象災害の激甚化・頻発化、切迫する大規模地震、社会インフラの老朽化などを背景とする防災・減災、国土強靭化対策に向けた高付加価値製品として、急曲線・大深度対応可能な貯留管「合成鋼管の1種管・2種管」の下水道協会の認定を取得し、設計織込の営業活動を推進している。防災・減災、国土強靭化に係る高付加価値製品やプレキャスト製品の設計提案、コンクリートテクノロジーによる都市防災ソリューション製品の開発を推進し、収益力の向上を図るとしている。

太陽光発電・不動産事業売上高は前年同期比2.4%増の3.76億円、営業利益は同6.6%増の2.23億円となった。不動産賃貸収益は堅調に推移した他、太陽光発電についてはNH東北太陽光発電所、NH岡山太陽光発電所ともに順調に推移した。

その他の売上高は前年同期比26.7%減の0.12億円、営業利益は同33.7%減の0.09億円となった。

2023年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比8.5%増の320.00億円、営業利益が同10.3%増の16.00億円、経常利益が同1.1%減の25.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同15.7%減の18.00億円とする期初計画を据え置いている。




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