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ワイエイシイホールディングス—1Q増収、ディスプレイ関連事業で売上拡大及び損失改善

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ワイエイシイホールディングス<6298>は12日、2023年3月期第1四半期(22年4月-6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比3.2%増の49.00億円、営業利益が同62.7%減の0.45億円、経常利益が同13.5%増の1.33億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同139.3%増の0.78億円となった。

メカトロニクス関連事業の売上高は前年同期比24.6%減の21.68億円、セグメント利益は同76.5%減の0.90億円となった。バーニッシャー装置、電子部品・車載向けテーピング装置及び自動機は、旺盛な需要により受注は好調に推移したが、サプライチェーンの混乱等により売上及び利益共に減少となった。

ディスプレイ関連事業の売上高は前年同期比274.9%増の12.89億円、セグメント損失は0.89億円(前年同期は2.38億円の損失)となった。前期のFPD用熱処理炉の好調な受注残により売上は拡大し、セグメント損失も大幅な改善となった。

産業機器関連事業の売上高は前年同期比17.4%増の1.50億円、セグメント損失は0.33億円(前年同期は0.60億円の損失)となった。国内外向けホームクリーニング市場は縮小傾向が収まり、医療リネン市場の開拓も順調に推移した。包装機材に対する新ビジネスもまだ売上に寄与はしていないが、開発は順調に進んでいる。

電子機器関連事業の売上高は前年同期比7.8%減の12.92億円、セグメント利益は0.49億円(前年同期は0.07億円の損失)となった。電力会社向け制御通信機器の販売は順調に推移したが、人工透析装置は部材の納期遅延により予想を下回る結果となった。

2023年3月期通期の連結業績予想については、売上高は前期比31.6%増の300.00億円、営業利益は同91.5%増の30.00億円、経常利益は同87.7%増の28.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同53.5%増の17.00億円とする期初計画を据え置いている。



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