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27000円辺りでの底堅さが見られるようだと、25日、75日線を捉えてくる可能性

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 5日の日本株市場は、買い先行で始まり、その後はこう着感が強まりそうである。4日の米国市場はNYダウが825ドル高だった。債務健全性への懐疑的な見方から売られていた金融のクレディスイスが持ち直したため、市場混乱への警戒感が後退した。また、8月のJOLT求人件数が予想を下回り、7月から大幅に減少したことを受けて労働市場の需要鈍化を見込み、大幅利上げ継続への観測が和らいだ。長期金利が一段と低下すると幅広い銘柄が買われ、指数を押し上げる格好となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比260円高の27170円。円相場は1ドル144円10銭台で推移している。

 シカゴ先物にサヤ寄せする格好からギャップスタートになりそうだ。ただし、節目の27000円を回復し、25日、75日線が位置する27400円辺りに接近してくることから、いったんは戻り一巡感も高まりやすいところであろう。また、9月7日の直近安値だった27268円辺りでは戻り待ちの売りも意識されそうである。そのため、買い一巡後は27000円水準での底固めから、抵抗線水準までの短期的な値幅取り狙いの動きに向いやすいだろ。

 とはいえ、クレディスイスのデフォルト懸念が和らいだこともあり、ショートカバーの動きは強まりやすく、27000円辺りでの底堅さが見られるようだと、25日、75日線を捉えてくる可能性はありそうだ。同線を明確にクリアしてくると、リバウンド基調が本格化してきそうだ。また、VIX指数は7営業日ぶりに30.00を下回ってきており、依然としてトレンドは上向きではあるものの、売り方にとってはショートポジションを圧縮しておきたいところ。

 その他、5日の米国では9月のADP雇用統計、9月のISM非製造業景況指数、7日には9月の雇用統計の発表を控えているため、積極的には手掛けづらい面はある。ただし、足元では予想に反して減速の結果が相次いでいるため、FRBによる積極的な金融引き締め姿勢が和らぐとの見方にも向かわせやすいだろう。楽観視はできないものの、ショートカバーに向かわせるとともに、慎重な買い方においても押し目待ち狙いの動きに向わせよう。物色としてはハイテク株のリバウンドのほか、金融株へも資金が向かいそうだ。また、直近IPO銘柄の一角なども需給改善によって資金が集中しやすいだろう。
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