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NYの視点:米9月雇用統計:FRBの大幅利上げ継続の必要性を示唆するかどうかに注目

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米労働省が発表する最新9月雇用統計で失業率は引き続き50年ぶりの低水準付近が維持される見込みとなっている。非農業部門雇用者数も前月比+25万人前後と、伸びは縮小傾向にあるもののパンデミック前の水準に戻りつつある。

雇用統計の先行指標のひとつ民間部門の雇用者数を示すADP雇用統計の9月分は新しい算出方法で発表が再開されてまだ2カ月でその相関性は不透明。ただ、20万件増と堅調な伸びとなった。週次の失業保険申請件数も大幅な増加は見られず、労働市場が引き続き強い状況が示唆されている。

全米の製造業活動を示すISM製造業景況指数の9月分の雇用項目は48.7と、50割れと活動の縮小に陥ったが、消費が成長の7割を示るため注目されるISM非製造業景況指数の雇用は53.0と、前月50.2から上昇しており、まちまちの結果となった。

同時に、米労働省が発表した8月JOLT求人件数は1005.3万件と、7月1117万件から10%減少、予想も下回り昨年6月来で最低となった。減少幅はパンデミック発生時2020年を除いては過去最大となるなど、今後労働市場の拡大が鈍化する可能性も示されている。デイリー米サンフランシスコ連銀総裁やボスティック米アトランタ連銀総裁はインフレが依然高過ぎで、力強い利上げを継続する必要があり、利上げペース減速のハードルは高いと言及。23年の利下げが時期尚早との考えを変えていないが、市場は23年の利下げを再び織り込み始めている。当局の金融政策の鍵を握る雇用統計が果たして、大幅利上げ継続の必要性を示唆するかどうかに注目が集まる。

■9月雇用統計の先行指標

・米ISM製造業景況指数:雇用:48.7(54.2)
・米・ADP雇用統計:+20.8万人(予想:+20.0万人、8月:+18.5万人←+13.2万人)
・米ISM非製造業景況指数:雇用:53.0(50.2)
・NY連銀製造業景況指数:
雇用(現状):+9.7(8月7.4、6カ月平均+12.6)
週平均就業時間:−0.1(−13.1、6カ月平均+3.2)

6か月先
雇用:+18.1(30.0、6カ月平均24.0)
週平均就業時間:-7.5(-10.9、6カ月平均−4.2)

・フィラデルフィア連銀製造業景況指数
雇用(現状):12.0(24.1、6カ月平均25.1)
週平均就業時間:−3.8(6.1、9.6)

6か月先
雇用:22.4(25.1、6か月平均23.7)
週平均就業時間:10.8(4.4、6か月平均5.7)

・消費者信頼感指数(%)


雇用:
十分:49.4(47.6、前年56.5)
不十分:39.2(40.8、30.5)
困難:11.4(11.6、13.0)
6カ月後
増加:17.5(17.1、21.3)
減少:17.7(19.6、19.9)
不変:64.8(63.3、58.8)
所得
増加:18.4(16.6、16.9)
減少:14.3(13.9、11.4)
不変:67.3(69.5、71.7)

・失業保険申請件数


件数 前週比 4週平均 継続受給者数

09/24/22|   193,000|   -16,000|  207,000|   n/a
09/17/22|   209,000|     1,000|  215,750| 1,347,000
09/10/22|   208,000|   -10,000|  222,750| 1,376,000
09/03/22|   218,000|   -10,000|  232,000| 1,400,000

■市場エコノミスト予想
失業率:3.7%(8月3.7%)
非農業部門雇用者数:前月比+26万人(+31.5 万人)
民間部門雇用者数:前月比+27.5万人(+30.8万人)
平均時給:予想:前月比+0.3%、前年比+5.0%(+0.3%、+5.2%)



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