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米国株見通し:弱含みか、インフレ高進で引き締め加速を警戒

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(13時50分現在)

S&P500先物      3,736.00(-8.5)
ナスダック100先物  11,459.10(-26.4)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は軟調、NYダウ先物40ドル安。米長期金利は先高観が続き、本日の米株式市場は売り先行となりそうだ。


6日の主要3指数は続落。序盤のプラスを維持できず、ダウは346ドル安の29926ドルと2日連続で下げ節目の30000ドルを再び割り込んだ。この日発表された新規失業保険申請件数は前週より弱く、金融引き締め加速への警戒一服で株買いが先行。しかし、連邦準備制度理事会(FRB)当局者からインフレ抑止に向けたタカ派的な見解が相次ぎ長期金利を押し上げた。それを受け、ハイテクを中心に売りが強まり相場を圧迫した。


本日は弱含みか。焦点の雇用統計は全般的に弱材料になりやすい。失業率は低水準の横ばいだが、非農業部門雇用者数の減少は売り要因。また、平均時給は減少が予想されるものの、賃金の高止まりは鮮明で、インフレ高進の継続が意識されよう。FRB当局者はタカ派スタンスを堅持し、引き締め方針を緩めるとの期待感は大きく後退。今後本格化する企業決算を前に業績悪化も意識され、週末に向け積極的な買いは手控えられるだろう。


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