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クリーク・アンド・リバー社—2Qは増収・2ケタ増益、中核を担うクリエイティブ分野(日本)が順調に推移

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クリーク・アンド・リバー社<4763>は6日、2023年2月期第2四半期(22年3月-8月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比6.2%増の223.34億円、営業利益が同16.4%増の25.11億円、経常利益が同16.1%増の25.23億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同27.2%増の17.88億円となった。当第1四半期の期首より、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を適用しており、対前年同期増減率は、当該会計基準適用前の数値と比較している。

クリエイティブ分野(日本)の売上高は前年同期比3.3%増の149.60億円、セグメント利益(営業利益)は同13.7%増の14.79億円となった。映像・TV・映像技術関連分野は、TV局各局の番組制作需要を的確に捉え成長した。動画配信サービスへの取り組みは、企業やTV番組のYouTubeチャンネルの運用受託が増加している。ネットワークするYouTubeクリエイターによる総チャンネル数は400超(2022年8月末)となり、順調に推移している。ゲーム分野は、同社及びクレイテックワークスにおいて、開発スタジオでの制作受託や、IP(知的財産)を活用した自社開発を推進している。XR(VR/AR/MR)への取り組みは、顧客自身がVR教材を短時間で制作・研修できる同社開発の「ファストVR」の販売や、企業の教育研修やビジネス領域におけるハードからコンテンツまで一貫したソリューションの開発・販売実績を積み重ねている。Web分野は、Webクリエイティブやデジタルマーケティング、さらにDXにおけるプロフェッショナルのネットワーク拡充をはかっている。出版分野では、Amazon Kindle等の電子書店に取次を行なう電子書籍取次が引き続き順調に増加した。建築分野は、一級建築士の紹介等のエージェンシー事業や設計・建築の受託案件が堅調に拡大している。

クリエイティブ分野(韓国)の売上高は前年同期比1.6%増の17.71億円、セグメント損失(営業損失)は0.03億円(前年同期は0.02億円の利益)となった。韓国のTV業界で多くの映像プロフェッショナルの派遣実績を誇る他、出版分野等において同社との連携を高め、映像分野以外への進出やライツマネジメント事業を強化し、収益の多様化を進めている。

医療分野の売上高は前年同期比21.6%増の31.85億円、セグメント利益(営業利益)は同38.8%増の11.46億円となった。主軸の医師紹介事業は、17拠点を通じて医療機関、自治体、企業に累計で約24,000件の医師紹介を行なう等、順調に事業を成長させている。

会計・法曹分野の売上高は前年同期比8.6%増の11.21億円、セグメント利益(営業利益)は同59.0%増の0.62億円となった。人材紹介事業において、登録者及びクライアント双方に対するきめ細やかな対応を徹底することで、前年同期を上回って推移した。

その他の事業の売上高は前年同期比12.0%増の12.95億円、セグメント損失(営業損失)は1.81億円(前年同期は0.14億円の損失)となった。売上高は前年同期を上回って推移したものの、セグメント利益は事業拡大に向けた積極的な投資により、前年同期を下回って推移した。

2023年2月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比5.3%増の440.00億円、営業利益が同17.2%増の40.00億円、経常利益が同17.0%増の40.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同12.4%増の25.00億円とする期初計画を据え置いている。当第1四半期の期首より、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を適用しており、上記業績予想は同基準等を適用後の数値となっている。
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