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豪ドル週間見通し:底堅い値動きか、利上げ余地は限定的との見方も

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■下げ渋り、大幅利上げの可能性残る

今週の豪ドル・円は下げ渋り。豪準備銀行(中央銀行)のロウ総裁は、追加利上げ継続も規定路線はないと改めて表明したが、必要に応じて0.50ポイントの大幅利上げに回帰する可能性にも言及し、豪ドルは対円で下げ渋った。ただ、米国の利上げペース減速観測の再燃でドル・円は下落し、この影響で豪ドル・円の取引でも円買いが強まる場面があった。取引レンジ:93円13銭-94円14銭。

■底堅い値動きか、利上げ余地は限定的との見方も

来週の豪ドル・円は底堅い展開か。豪準備銀行(中央銀行)のロウ総裁は、「国内のインフレ率は過度に高く、それを下げるためにさらなる利上げが必要」と表明し、必要に応じて0.50ポイントの大幅利上げを行う可能性にも言及しており、豪ドルの下支えになりそうだ。ただ、政策金利は2023年半ばに3.5%前後でピークに達すると予想されており、今後の利上げ余地は限定的であることから、豪ドル買い・円売りが大きく広がる可能性は低いとみられる。

○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・28日:10月小売売上高(9月:前月比+0.6%)

予想レンジ:92円50銭-95円00銭


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