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NY債券:米長期債相場は下げ渋り、利上げペース減速予想は変わらず

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2日の米国長期債相場は下げ渋り。米労働省がこの日発表した11月雇用統計で失業率は3.7%と、10月と同水準を維持したが、非農業部門雇用者数は前月比+26.3万人と、市場予想を上回ったことから、10年債利回りは一時上昇した。しかしながら、米連邦準備制度理事会(FRB)による利上げペース減速の思惑は後退せず、長期債利回りは取引終了時点にかけて弱含みとなった。

CMEのFedWatchによると、2日時点で12月開催のFOMC会合で、FF金利の誘導目標水準が4.25-4.50%となる確率は77%程度。2023年1月開催のFOMC会合で、FF金利の誘導目標水準が4.75-5.00%以上となる確率は55%程度。10年債利回りは、ニューヨーク市場の序盤に3.633%近辺まで上昇したが、その後は伸び悩んだ。ニューヨーク市場の終盤に3.47%近辺まで低下し、取引終了時点にかけて3.484%近辺で推移。

イールドカーブは、フラットニング気配で推移。2年−10年は-78.40bp近辺、2−30年は-72.40bp近辺で引けた。2年債利回りは4.28%(前日比:+5bp)、10年債利回りは3.48%(前日比-2bp)、30年債利回りは、3.54%(前日比:-6bp)で取引を終えた。

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