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三洋化成工業—サンノプコが木材を活用した「Wood Leather」を開発

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三洋化成工業<4471>は5日、子会社のサンノプコが木材を活用した「Wood Leather」を開発したと発表。
「Wood Leather」は、木材を使用した植物性レザーで、低比重で、放湿/吸湿性、消臭性、耐摩耗性に優れるといった特長をもち、CO2 排出量や廃棄物削減、動物愛護のニーズに対応できる高機能素材。同社の得意とする分散技術を駆使し、木材を高い比率でバイオマス樹脂中に分散することに成功した。
近年、さまざまな業界でSDGsの達成に向けた取り組みが進められており、地球環境や動植物、人間、社会に配慮した、環境にやさしく(エコ)、倫理的な(エシカル)素材に対するニーズが高まっている。
そのような背景から、動物の皮を使用する本革は環境問題や動物愛護の観点などを理由に敬遠される傾向にあり、動物の皮を使用しないアニマルフリーな合成・人工皮革などの需要が増えている。一般的に合成・人工皮革にはポリウレタン樹脂やポリビニルカーボネートといった石油由来原料が用いられているが、さらにエコな素材として植物性バイオマスを主原料とする植物性レザーが注目を集めている。
今回、建築資材の製材過程で副産物として発生する木屑に注目し、再生可能な原料である木材の使用、副産物のアップサイクルによる廃棄物の削減、石油由来原料の使用量削減、アニマルフリーにつながるエコでエシカルな植物性レザーとして「Wood Leather」の開発を行った。
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