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1月4日のNY為替概況

 4日のニューヨーク外為市場でドル・円は、130円55銭から132円72銭まで上昇し引けた。

ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁がインフレがピークをつけたと言及するのは時期尚早で、少なくともあと、数会合、利上げを継続することが適切とし、本年の金利が5.4%に達すると予想しているとの発言でドル買いが優勢となった。さらに、米11月JOLT求人件数が予想を上回ったほか、米12月ISM製造業景況指数の雇用も改善したためドル買いが加速。

その後、連邦準備制度理事会(FRB)が公表した12月開催分の連邦公開市場委員会(FOMC)議事録も時期尚早の緩和政策への転換を警告、23年に利下げが適切と考えているメンバーはいないことが明らかになり、高金利の長期化観測にドル買いが一段と強まった。

ユーロ・ドルは、1.0628ドルへ強含んだのち、1.0581ドルまで反落し引けた。

ユーロ・円は138円61銭から140円76銭まで上昇。株式相場の回復でリスク選好の円売りが優勢となった。

ポンド・ドルは、1.2012ドルから1.2077ドルのレンジで上下に振れた。

ドル・スイスは、0.9255フランから0.9316フランまで上昇した。

[経済指標]
・米・11月JOLT求人件数:1045.8万件(予想:1005.0万件、10月:1051.2万件←1033.4万件)
・米・12月ISM製造業景況指数:48.4(予想:48.5、11月:49.0)

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