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注目銘柄ダイジェスト(前場):丸文、FPG、グローバルセキュなど

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エプソン<6724>:1909円(-98円)
大幅反落。前日に第3四半期決算を発表、10-12月期事業利益は312億円で前年同期比14.7%増となり、会社計画も上振れる推移だったとみられる。一方、通期予想は従来の1000億円から950億円、前期比6.0%増に下方修正している。北米における在庫調整の影響などが主因となるもよう。なお、為替差損の計上見込みで、営業利益は従来予想1080億円から940億円に引き下げなど、修正幅が大きくなっている。


FPG<7148>:1241円(+183円)
大幅続伸。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は70.9億円で前年同期比2.1倍となっている。上半期計画69.6億円を超過する水準で、通期予想136億円に対する進捗率も52%の水準となっている。業績の大幅な上振れが意識される状況となっているもよう。潤沢な在庫を背景とした積極的な出資金販売の効果、不動産ファンド事業における海外不動産の好調などが好業績の背景に。


丸文<7537>:1257円(+240円)
大幅反発。前日に第3四半期決算を発表、累計営業利益は87.1億円で前年同期比2.2倍の水準となっている。一方、通期予想は従来の105億円から100億円に引き下げているが、経常利益は為替差益の計上などを見込んで、従来予想の50億円から70億円、前期比70.5%増に引き上げている。つれて、年間配当金も45円から67円に引き上げ。前日終値ベースでの配当利回りは6.6%の水準にまで高まる形へ。


西松建<1820>:3500円(-555円)
大幅反落。前日に業績・配当予想の下方修正を発表している。営業利益は従来予想の200億円から140億円、前期比40.5%減に引き下げ。建設資材価格の高騰で採算が大幅に悪化し、工事損失引当金繰入額を計上するほか、海外の大型トンネル工事において工事損失引当金繰入額を計上することになったもよう。つれて、年間配当金は285円から221円にまで引き下げ。利回り水準が極めて高かった銘柄であり、減配のインパクトは強いようだ。


レーザーテック<6920>:22375円(-3155円)
大幅続落。前日に上半期決算を発表、営業利益は181億円で前年同期比41.6%増となったが、市場予想を20億円程度下回ったもよう。また、受注高は943億円で同47.2%減となり、通期予想は従来の3000億円から1800億円、前期比44.4%減に引き下げている。マスク検査装置が受注下振れの中心となっているもよう。会社側では顧客の発注タイミングの問題が主因としているが、当面の業績コンセンサス切り下がりにもつながる形へ。


クリアル<2998>:2316円(+191円)
大幅に反発。SBIホールディングス<8473>と資本業務提携すると発表している。第三者割当による新株発行などの結果、SBIHDはグループ合算でクリアル株126万3200株(議決権所有割合22.35%)を保有する第2位株主となる。クリアルは約10.7億円を調達し、案件供給を加速するための運転資金などに充てる。不動産ファンドオンラインマーケットをSBI証券の顧客に対してプロモーションするほか、SBI新生銀行との協業拡大などで連携する。


ミクリード<7687>:1033円(+14円)
大幅に5日続伸。23年3月期の営業損益予想を従来の1.05億円の黒字から1.70億円の黒字(前期実績0.59億円の赤字)に上方修正している。新型コロナウイルスの新規感染者数が増減を繰り返す中、売上高が堅調に推移していることから利益も予想を上回る見込みとなった。売上高予想は42.00億円から45.00億円(同30.29億円)に引き上げている。併せて従来未定としていた期末配当予想を10.10円とし、前期末(無配)から増配する。


グローバルセキュ<4417>:5340円(+705円)
ストップ高。23年3月期第3四半期累計(22年4-12月)の営業利益を前年同期比64.0%増の5.65億円と発表している。サイバー攻撃・セキュリティ事故への対応としてセキュリティソリューションサービスが伸長した。IT企業・SIerでのセキュリティ教育ニーズの高まりも増益に貢献した。従来未定としていた期末配当予想を13.00円(前期末実績は15.00円)としている。通期予想は前期比59.3%増の7.01億円で据え置いた。進捗率は80.6%。
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