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今日の為替市場ポイント:米国金利の先高観後退でドル買い拡大の可能性低い

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1日のドル・円は、東京市場では129円86銭から130円41銭まで反発。欧米市場では130円24銭から128円55銭まで下落し、128円96銭で取引終了。本日2日のドル・円は主に129円を挟んだ水準で推移か。米国金利の先高観は後退しており、リスク選好的なドル買い・円売りがただちに拡大する可能性は低いとみられる。

米連邦準備制度理事会(FRB)は1日、連邦公開市場委員会(FOMC)の会合で事前の予想通りに0.25ポイントの利上げを決定し、利上げ継続が適切と表明した。FOMCの声明で「徐々にインフレ率を2%に戻すのに十分な制限的な金融政策姿勢を達成するため、目標誘導レンジの継続的な引き上げが適切になると予想する」との見解が表明されたが、パウエルFBB議長は会見で「著しい経済の落ち込みなく、インフレを2%に回帰させる道筋は存在する」と述べたことを受けて長期債利回りの下げ幅は一時拡大した。2023年末までに利下げが開始される可能性についてパウエルFRB議長は否定的な見方を変えていないが、次回のFOMC会合で今年、来年のインフレ見通しがどう変わるのか、注目したい。

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