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新興市場銘柄ダイジェスト:ELEMENTSは大幅に続落、タスキが急伸

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<4586> メドレック 187 +14
昨年来高値。出願中の「誤用防止特性を有する貼付製剤」について、欧州特許庁から特許査定の通知があったと発表している。中枢性鎮痛貼付剤MRX-9FLT(フェンタニルテープ剤)をカバーする基本特許の一つで、有効期間は37年まで。中国でも登録されており、米国でも権利化を目指している。21年7月以来となる200円台が視野に入る水準まで株価が上昇しており、先高期待も買いを後押ししているようだ。


<6190> PXB 716 +3
続伸。東京都医学総合研究所で共同出願中のヒト非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)モデルに関する発明が日本で特許査定されたと発表している。同モデルは、ヒト肝細胞を持つキメラマウスにコリン欠乏アミノ制限高脂肪食を与えて作製したもの。脂肪肝による肝障害から肝線維化までのNASH病態を発症するほか、ヒトNASH患者にみられる所見を再現しており、NASH病態の解明や創薬研究に寄与できるとしている。


<5246> ELEMENTS 1015 -97
大幅に続落。東証が8日から信用取引に関する規制措置を強化し、売買を圧迫するとの見方が広がっている。新規の売付及び買付に係る委託保証金率が70%以上(うち現金40%以上)となった。日証金も増担保金徴収措置を変更し、貸借担保金率を70%(うち現金40%)とした。ELEMENTS株は2日に上場来高値を記録した後も高値圏での推移が続いており、規制強化を契機に利益確定売りも出ているようだ。


<2987> タスキ 1391 +178
急伸。23年9月期の営業利益予想を従来の21.20億円から22.70億円(前期実績17.14億円)に上方修正している。新築投資用IoTレジデンスなどの需要が想定より堅調に推移したほか、社内DXツールのデータ蓄積による業務の効率化と利益率を重視したマネジメントが奏功し、プロジェクトの利益率が想定を上回っているため。併せて年間配当予想を40.00円から43.00円(前期実績33.00円)に引き上げた。


<7361> HCH 2150 +150
急反発。日鉄ソリューションズ<2327>と資本業務提携契約を締結したと発表している。主要株主が保有する同社株7万8748株(議決権割合4.81%)を日鉄ソリューションズに譲渡する。日鉄ソリューションズグループが掲げるビジョンの実現に向けて、注力領域と定める「デジタル製造業」、「プラットフォーマー支援」、などの4領域での連携を想定。同社のシステム開発人財やDX人財を日鉄ソリューションズグループが取り組むプロジェクトに参画させ、5年以内に参画規模拡大を図るようだ。


<5704> JMC 761 +24
大幅続伸。22年12月期の営業利益予想を従来の2.73億円から3.51億円(前期実績1.02億円)に上方修正している。主力の鋳造事業でFA協働ロボット量産用鋳造部品の売上が好調に推移した。また、コンセプトセンターやミーリングセンターでの生産効率の向上を受けて人員採用計画を見直した結果、労務費の抑制や原価率の低減が実現したことも利益押し上げに寄与する見通し。これを好材料視する動きが優勢となっている。
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