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日経平均は81円安でスタート、第一三共や東芝などが下落

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[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;27363.57;-81.99
TOPIX;1989.38;-3.90

[寄り付き概況]

 1日の日経平均は81.99円安の27363.57円と反落して取引を開始した。前日2月28日の米国株式市場は反落。ダウ平均は232.39ドル安の32656.70ドル、ナスダックは11.44ポイント安の11455.54で取引を終了した。欧州の物価指標上振れで米国でのインフレも抑制が困難との見方が強まり、金利上昇を警戒した売りが先行。金融ゴールドマン・サックスの業績低迷に失望した売りも重しとなった。また、2月の消費者信頼感指数や製造業指数が予想外に悪化したことも一段の売り圧力となり、終日軟調に推移した。ハイテクは値ごろ感からの買いで底堅い展開もプラス圏を維持できず。結局、主要株価指数はマイナス圏で終了した。

 今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が下落したことが東京市場の株価の重しとなり、また、取引終了にかけて売りに押される展開となったことも東京市場の雰囲気を重くした。さらに、今晩発表される2月の米サプライマネジメント協会(ISM)の製造業景況指数を受けた市場の反応を警戒し、積極的な買いを見送る向きもあった。一方、昨日の米株式市場でダウ平均が下落する一方、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)がプラス圏を保って取引を終えたことが東京市場で半導体関連株の支えとなったが、寄付き段階では売りが優勢だった。今日は日本時間午前に、2月の中国製造業・非製造業購買担当者景気指数(PMI)、2月の財新中国製造業PMIが発表される。

 セクター別では、海運業、精密機器、パルプ・紙、医薬品、ガラス土石製品などが値下がり率上位、卸売業、非鉄金属、鉄鋼、鉱業、倉庫運輸関連などが値上がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、第一三共<4568>、東芝<6502>、日本郵船<9101>、HOYA<7741>、富士フイルム<4901>、東京海上<8766>、信越化<4063>、シマノ<7309>、ゆうちょ銀行<7182>、商船三井<9104>、アサヒ<2502>、キーエンス<6861>、中外薬<4519>、ルネサス<6723>などが下落。他方、味の素<2802>、大日印<7912>、三菱商事<8058>、三井物産<8031>、コマツ<6301>、ホンダ<7267>、伊藤忠<8001>、日本製鉄<5401>、KDDI<9433>、SMC<6273>、ソフトバンクG<9984>、日本郵政<6178>、アドバンテスト<6857>、ファナック<6954>などが上昇している。

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