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概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は1.00%高で続伸、中国景況感指標の上振れが材料視

【ブラジル】ボベスパ指数 104384.67 -0.52%
1日のブラジル株式市場は4日続落。主要指標のボベスパ指数は前日比547.26ポイント安(-0.52%)の104384.67で取引を終了した。105497.01から103104.81まで下落した。

買いが先行した後は売りに押され、引けまでマイナス圏でもみ合った。米金利高が圧迫材料となり、売りは継続。また、景気低迷懸念が払しょくされていないことも引き続き嫌気された。2月のS&Pグローバル製造業購買担当者景気指数(PMI)は49.2となり、前月の47.5を上回ったものの、引き続き好不況の節目となる50を下回っている。一方、通貨レアル高が指数をサポートした。

【ロシア】MOEX指数 2279.65 +1.18%
1日のロシア株式市場は3日続伸。主要指標のMOEX指数は前日比26.49ポイント高(+1.18%)の2279.65で取引を終了した。2255.45から2287.48まで上昇した。

買いが先行した後は上げ幅を拡大させ、引けまで高値圏でもみ合った。経済指標の改善が好感され、買いは継続。2月のS&Pグローバル製造業購買担当者景気指数(PMI)は53.6となり、前月の52.6を上回った。また、米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスが2023年、24年の中国の成長率は5%になるとの見方を示したことも、世界景気の先行き不安をやや緩和させた。ほかに、原油価格の上昇が資源セクターの物色手掛かりとなった。

【インド】SENSEX指数 59411.08 +0.76%
1日のインドSENSEX指数は9日ぶりに反発。前日比448.96ポイント高(+0.76%)の59411.08、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同146.95ポイント高(+0.85%)の17450.90で取引を終えた。

終始プラス圏で推移し、終盤に上げ幅をやや拡大させた。連日の下落で値ごろ感が強まり、買い戻しが優勢。また、財政赤字目標が達成されるとの見通しも好感された。2022年最初10カ月の財政赤字は通年目標の67.8%になると報告されている。このほか、経済指標が1月から回復されていることや景気対策への期待が高まっていることなどが指数をサポートした。

【中国本土】上海総合指数 3312.35 +1.00%
1日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比32.74ポイント高(+1.00%)の3312.35ポイントと続伸した。

中国景況感指標の上振れが材料視される流れ。朝方公表された2月の製造業購買担当者景気指数(PMI、国家統計局などが集計)は52.6に回復し、市場予想(50.6)以上に前月実績(50.1)から改善した。2012年4月以来、10年10カ月ぶりの高水準を記録している。中国経済対策に対する期待感も根強い。国政助言機関の全国政治協商会議は3月4日、全国人民代表大会(全人代、国会に相当)は5日に開幕する。指数は安寄り後、程なく上昇に転じ、中盤から上げ幅を広げた。

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