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日経平均は71円安でスタート、住友鉱や日産自などが下落

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[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;28237.21;-71.95
TOPIX;2040.54;-4.44

[寄り付き概況]

 8日の日経平均は71.95円安の28237.21円と4日ぶり反落して取引を開始した。前日7日のダウ平均は574.98ドル安の32856.46ドル、ナスダックは145.40ポイント安の11530.33で取引を終了した。連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が上院銀行委員会での証言で、ピーク金利の引上げや利上げペース加速の可能性に言及したため警戒感から売りが先行。長期金利も上昇し、2年債利回りが2007年来の高水準に達し、売りが一段と加速した。終日、FRBの大幅利上げを織り込む売りが継続し、終盤にかけて下げ幅を拡大して終了した。

 今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が下落したことが東京市場で株価の重しとなった。また、日経平均が昨日までの3日続伸で800円を超す上げとなったことから、短期的な過熱感が意識された。一方、外為市場で1ドル=137円40銭台と昨日15時頃に比べ1円40銭ほど円安・ドル高に振れたことが、東京市場で輸出株などの株価の支えとなったが、寄付き段階では売りが優勢だった。なお、取引開始前に発表された1月の国際収支状況(速報)によると、経常収支は1兆9766億円の赤字。前年同月に比べ1兆3962億円、赤字幅が拡大した。QUICKがまとめた民間予測の中央値は8183億円の赤字だった。

 セクター別では、鉱業、非鉄金属、石油石炭製品、その他製品、金属製品などが値下がり率上位、パルプ・紙、銀行業、電気・ガス業、小売業、食料品などが値上がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、住友鉱<5713>、日産自<7201>、レーザーテック<6920>、邦チタニウム<5727>、リクルートHD<6098>、INPEX<1605>、ソフトバンクG<9984>、SMC<6273>、任天堂<7974>、大阪チタ<5726>、HOYA<7741>、東エレク<8035>、ダイキン<6367>、神戸鋼<5406>などが下落。他方、マツダ<7261>、三菱自<7211>、コマツ<6301>、KDDI<9433>、ルネサス<6723>、住友商事<8053>、JR東海<9022>、OLC<4661>、三井住友<8316>、明治HD<2269>、JAL<9201>、日本郵政<6178>、JR東<9020>などが上昇している。

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