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日経平均は221円高でスタート、HOYAや日立などが上昇

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[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;27232.23;+221.62
TOPIX;1952.46;+15.36

[寄り付き概況]

 17日の日経平均は221.62円高の27232.23円と反発して取引を開始した。前日16日の米国株式市場は上昇。ダウ平均は371.98ドル高の32246.55ドル、ナスダックは283.23ポイント高の11717.28で取引を終了した。預金流出が懸念され投資不適格級に格下げされた地銀のファースト・リパブリック銀行(FRC)の行方を警戒した金融不安が再燃し、寄り付き後、大きく下落。欧州中央銀行(ECB)が計画通り大幅利上げを決定すると、連邦準備制度理事会(FRB)の追加利上げ観測も再燃し、金融システムのさらなる混乱につながるとの警戒感が強まり、一段安となった。その後、複数の銀行が同地銀支援を協議していると報じられると安心感から買戻しが加速。金融システム混乱深刻化への懸念が後退し、上昇して終了した。

 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が上昇したことが東京市場の株価を支えた。中でも、ナスダック総合指数が2.48%上昇、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が4.05%上昇と、ダウ平均(1.17%)に比べ上昇率が大きく、東京市場でハイテク株や半導体関連株の株価支援要因となった。また、外為市場で1ドル=133円40銭台と、昨日15時頃に比べ80銭ほど円安・ドル高に振れたことも東京市場で安心感となった。さらに、日経平均は先週末10日以降、昨日までで1600円を超す下げとなっており、自律反発狙いの買いも入りやすかった。一方、3月期末が接近し、国内機関投資家によるリバランス(資産配分の見直し)に伴う売りが出やすくなるとの指摘もあったが、寄付き段階では買いが優勢だった。

 セクター別では全業種が値上がり。精密機器、鉱業、銀行業、医薬品、電気機器などが値上がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、HOYA<7741>、日立<6501>、第一三共<4568>、レーザーテック<6920>、武田薬<4502>、アドバンテスト<6857>、ソニーG<6758>、デンソー<6902>、ディスコ<6146>、みずほ<8411>、ゆうちょ銀行<7182>、ルネサス<6723>、伊藤忠<8001>、第一生命HD<8750>などが上昇。他方、TDK<6762>、リクルートHD<6098>、商船三井<9104>などが下落している。

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