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米国株見通し:下げ渋りか、FOMCの政策決定を注視

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(13時40分現在)

S&P500先物      3,986.75(+3.75)
ナスダック100先物  12,690.50(+2.00)

米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅高、NYダウ先物は20ドル高。長期金利は動意が薄く、本日の米株式市場はやや買い先行となりそうだ。

20日の主要3指数は反発。中盤に失速する場面もあったが、高値付近まで値を戻し、ダウは382ドル高の32244ドルで取引を終えた。経営不振のファースト・リパブリック銀行が大きく下げ、銀行株が注目された。ただ、UBSによるクレディ・スイス買収が全般的に好感され、欧米金融システム不安への過度な懸念は後退。長期金利の上昇でハイテクへの買いは抑制されたものの、大引けまで堅調地合いは継続しプラスを確保した。

本日は下げ渋りか。今晩から開催される連邦公開市場委員会(FOMC)をにらみ、方向感の乏しい値動きが予想される。連邦準備制度理事会(FRB)による0.25%の利上げを織り込む展開となり、金利高止まりで積極的な買いは入りづらい。UBSのクレディ・スイス買収は市場に安心感を与えたが、米国内で大手行による中堅行への支援は十分か評価が分かれ、金融への買いは慎重に。また、ハイテク売り継続なら指数を下押ししそうだ。

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