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ケアネット Research Memo(7):2025年12月期に売上高300億円、営業利益100億円を目指す

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■中期経営ビジョン

1. 中期経営ビジョンの概要
コロナ禍によって製薬・医療業界におけるDXが加速するなか、ケアネット<2150>は創業25年目となる2021年を「第二創業」と位置付け、今後の飛躍的な成長を目指すための中期経営ビジョンを2021年5月に発表した。経営数値目標としては、2025年12月期に売上高300億円、営業利益100億円を掲げた。5年間の年平均成長率は売上高で41%、営業利益で46%となる。収益成長に不可欠な「CareNet.com」の登録医師会員数は25万人に増やす計画だ。同社では新規事業開発を軸とした成長を最も重視しており、2025年12月期の新規事業売上構成比は40%を掲げている。また企業価値の継続的拡大に向けて、東証プライム市場への上場も目指す。現在の主力事業である医薬DX事業の成長に加えて、新規成長事業となるメディカルプラットフォーム事業・ヘルスデータサイエンス事業を育成することで高成長を目指す。

同社では従来、製薬企業、医療機関をサービス対象としてきたが、経営理念に基づき今後はサービス対象領域を個人や企業/保険者まで広げていく。医薬DX事業に関しては、スペシャリティ医薬品など最新の医薬品・医療技術の普及に向けて、製薬企業と医療機関をつなぐサービスをより強化する。メディカルプラットフォーム事業では、医療機関(医師)と患者をつなぐオンライン診断等のサービス開発を進め、医療機関のDXを支援する。ヘルスデータサイエンス事業では、一人ひとりの国民が最良の健康管理を行えるようなデータ分析に基づく疾病予防サービスのプラットフォームを東京海上ホールディングスなどの戦略提携先と共同で開発し、健康経営に取り組む企業/保険者向けに提供する方針である。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 欠田耀介)
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