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アールエスシー Research Memo(4):セキュリティロボットの導入やM&Aなど成長戦略の具現化に向け大きな成果

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■主な活動実績

1. セコムとの業務提携によるセキュリティロボットの導入
2022年6月にセコムからセキュリティロボット「cocobo(ココボ)」※を導入し、「サンシャインシティ」にてサービスを開始した。アール・エス・シー<4664>とセコムは、警備品質の向上や新サービスの創造等を目的に2018年1月に業務提携契約を締結しており、2019年9月には「サンシャインシティ」にて自律式走行型巡回監視ロボット「セコムロボット X2」を活用した実証実験を行うなど、大型複合施設における有効かつ最適なセキュリティを模索してきた。今般、大型複合施設でのセキュリティロボットを活用した警備の有効性や多くの人が行き交う場所を自律走行して巡回することの安全性など、高品質で効率的な警備の提供を確認できたことからサービスを開始した。セコム以外の警備会社による「cocobo」を活用した警備提供は初となるようだ。「cocobo」の活用により来訪客の安全を早期に確保したり、警備員の立哨・巡回業務の負担軽減(その分、来訪客への対応をより充実させることが可能)や、夜間における配置効率化が期待できる。

※AI・5Gなどの最先端技術を活用して、立哨・巡回業務など様々な業務を提供するセキュリティロボット。搭載したカメラで捉えた映像をリアルタイムでAI解析し、異常を検知した際は、防災センターに設置された監視卓へ異常信号や映像を送信し、警備員と連携する。

2. M&Aの実現
2023年1月30日には、内装仕上工事業を手掛ける友和商工(株)の全株式を取得し子会社とすることを決議した(2月28日に株式譲渡実行済み)※。友和商工は、オフィス内のレイアウト変更から大規模ビルのフロア工事を請け負っており、そのノウハウから長年の間、高い品質と顧客との信頼関係を築いてきた。本件により建物の維持管理における工事部門の強化(内製化を含む)はもちろん、顧客基盤の共有によるクロスセルの推進、人材交流を通じた技術力の向上など、シナジー創出を図るところに狙いがある。

※取得価額は非公表であるが、数億円程度ののれんが発生する見込みである(弊社推定)。なお、友和商工の直近期(2022年1月期)の業績は、売上高1,235百万円、営業利益46百万円。従業員数は16名となっている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)
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