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今日の為替市場ポイント:米長期金利低下でドル買い拡大の可能性低い

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22日のドル・円は、東京市場では132円26銭から132円78銭まで反発。欧米市場では133円まで買われた後、131円01銭まで反落し、131円45銭で取引終了。本日23日のドル・円は主に131円台で推移か。米長期金利の低下を受けてリスク選好的なドル買い・円売りがただちに拡大する可能性は低いとみられる。

米連邦準備制度理事会(FRB)は21-22日に開いた連邦公開市場委員会(FOMC)で、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を0.25ポイント引き上げ4.75-5.00%とした。0.25ポイントの利上げは予想通り。利上げ決定は全会一致。声明で利上げ継続の可能性があることが表明されたが、米銀の経営破綻を受けて次回のFOMC会合で0.25ポイントの利上げを実施した後、FRBは政策金利を一定期間据え置く可能性がある。

公表されたFOMCの経済・金利予測によると、2023年末時点の政策金利見通しは前回と変わらず、FOMCは年内における利下げを想定していないことが確認された。ただ、銀行セクターの混乱は経済活動やインフレを抑制する可能性もあるため、政策金利見通しについては予断を許さない状況が続くことになりそうだ。

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