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概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は4日ぶりに反落、連日の上昇で高値警戒感が強まる

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【ブラジル】ボベスパ指数 100220.63 -0.77%
22日のブラジル株式市場は反落。主要指標のボベスパ指数は前日比777.50ポイント安(-0.77%)の100220.63で取引を終了した。101,887.72から100,128.79まで下落した。

売りが先行した後は前日の終値近辺でもみ合った。欧米金融不安が再び高まっていることが警戒され、リスク回避の売りが広がった。また、金利の高止まりに伴う景気の回復遅れ懸念なども引き続き圧迫材料。なお、ブラジル中央銀行はきょう23日日本時間未明、政策金利であるセリック金利を予想通り13.75%に据え置くと発表。一方、原油価格の上昇が資源セクターの物色手掛かりとなった。

【ロシア】MICEX指数 2393.88 -0.18%
22日のロシア株式市場は4日ぶりに反落。主要指標のMOEX指数は前日比4.27ポイント安(-0.18%)の2393.88で取引を終了した。2398.76から2374.46まで下落した。

おおむねマイナス圏で推移し、終盤下げ幅を縮小させた。連日の上昇で高値警戒感が強まり、利益確定売りが優勢となった。また、デフレ懸念の高まりなども足かせとなった。一方、指数の下値は限定的。中国の習近平国家主席がロシアを訪問していることが指数をサポートした。

【インド】SENSEX指数 58214.59 +0.24%
22日のインドSENSEX指数は続伸。前日比139.91ポイント高(+0.24%)の58214.59、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同44.40ポイント高(+0.26%)の17151.90で取引を終えた。

買いが先行した後は狭いレンジで一進一退の展開を示した。海外株高が好感され、インド市場も買いが先行。また、欧米の金融不安がいったん後退していることも支援材料となった。国内では、インフラへの財政支出が4.5兆ルピーになるとの見通しが同セクターの物色手掛かり。また、2023年の給与引き上げ率が2ケタを維持するとの見方も消費の拡大期待を高めた。

【中国本土】上海総合指数 3265.75 +0.31%
22日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比10.10ポイント高(+0.31%)の3265.75ポイントと続伸した。

中国景気の持ち直し期待が相場を支える流れ。内需の弱さが指摘される中、当局が景気テコ入れスタンスを強めていることが引き続き好感されている。米金融システム不安が後退し、昨夜の海外市場で主要株価指数が軒並み上昇したこともプラスだ。ただ、上値は重い。ロシアや台湾、半導体などを巡り、米中対立の警戒感がくすぶっている。米商務省は21日、国内半導体企業に対し、中国やロシアなどとの取引を規制する法案の詳細を公表した。
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