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日経平均は233円安でスタート、ルネサスやパナHDなどが下落

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[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;27232.97;-233.64
TOPIX;1944.37;-18.56

[寄り付き概況]

 23日の日経平均は233.64円安の27232.97円と反落して取引を開始した。前日22日の米国株式市場は反落。ダウ平均は530.49ドル安の32030.11ドル、ナスダックは190.15ポイント安の11669.96で取引を終了した。注目された米連邦公開市場委員会(FOMC)で、連邦準備制度理事会(FRB)は市場の予想通り0.25ポイントの利上げに踏み切った一方、最近の金融危機を受けた不透明感を考慮し、声明文を変更するなど柔軟な姿勢を見せたことが好感され、一時上昇に転換。しかし、パウエル議長が会見で必要となれば想定以上の利上げを示唆したため再び下落。さらに、イエレン財務長官が政府は預金保護拡大を検討していないと言及したこともあり、終盤にかけ下げ幅を拡大して終了した。

 今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が反落したことが東京市場の株価の重しとなった。また、外為市場で1ドル=131円10銭台と、昨日15時頃に比べ1円30銭ほど円高・ドル安に振れたことが東京市場で輸出株などの買い手控え要因となった。さらに、昨日の日経平均が500円を超す上昇となったことから、目先的な戻り待ちの売りも出やすかった。一方、昨日の日経平均が27200円台に位置する75日移動平均線や27300円台の200日移動平均線を上回って取引を終えたことから、相場の腰は強いとの見方があったが、寄付き段階では売りが優勢だった。今日は、アイビス<9343>、ハルメクホールディングス<7119>、日本ナレッジ<5252>が東証グロースに上場した。

 セクター別では全業種が値下がり。鉱業、海運業、銀行業、保険業、精密機器などが値下がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、ルネサス<6723>、パナHD<6752>、キーエンス<6861>、メルカリ<4385>、三菱UFJ<8306>、みずほ<8411>、三井住友<8316>、オリックス<8591>、レーザーテック<6920>、郵船<9101>、日立<6501>、三井物産<8031>、ソニーG<6758>、三菱地所<8802>などが下落。他方、リクルートHD<6098>、安川電<6506>などが上昇している。

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