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3月23日のNY為替概況

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 23日のニューヨーク外為市場でドル・円は、131円60銭まで上昇後、130円62銭まで下落して引けた。

米先週分新規失業保険申請件数が予想外に減少したため追加利上げ観測に一時ドル買いが再燃したが、2月新築住宅販売件数が予想を下回ったためドル買いが後退。また、米連邦準備制度理事会(FRB)が3月連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げ継続の必要性を再表明しなかったため利上げ停止が近いとの見方に金利低下に転じ、ドル売りが優勢となった。

ユーロ・ドルは、1.0908ドルまで上昇後、1.0861ドルまで反落し引けた。欧州中央銀行(ECB)の追加利上げを織り込むユーロ買いが優勢となったのち、ユーロ圏・3月消費者信頼感指数速報値が予想外に悪化したことを嫌気しユーロ売りが優勢となった。

ユーロ・円は143円20銭から141円82銭まで下落。

ポンド・ドルは、1.2337ドルまで上昇後、1.2265ドルまで下落した。英中銀は政策金利を市場の予想通り0.25ポイント引き上げ4.25%とすることを決定した。7対2で25BPの利上げ決定。2メンバーは据え置きを支持したが、3メンバーの反対が予想されていたため、タカ派としてとらえられ一時ポンド買いが強まった。ベイリー総裁がインタビューで、インフレは夏までに急速に鈍化するとの予想を示したためポンド買いが後退。

ドル・スイスは、0.9170フランから0.9127フランまで下落した。

 
【経済指標】
・米・10-12月期経常収支:-2068億ドル(予想:-2133億ドル、7-9月期:-2190億ドル←-2171億ドル)
・米・2月シカゴ連銀全米活動指数:-0.19(予想:0.10、1月:0.23)
・米・先週分新規失業保険申請件数:19.1万件(予想:19.7万件、前回:19.2万件)
・米・失業保険継続受給者数:169.4万人(予想:169万人、前回:168万人←168.4万人)
・米・2月新築住宅販売件数:64万戸(予想:65.0万戸、1月:63.3万戸←67.0万戸)
・米3月カンザスシティ連銀製造業活動:0(予想―2、2月0)
・ユーロ圏・3月消費者信頼感指数速報値:―19.2(予想:-18.2、2月:-19.1←-19.0)

[金融政策]
・英中銀
・政策金利を0.25ポイント引き上げ4.25%とすることを決定
「インフレ持続の兆しがあれば、さらなる利上げ必要」
「英国の銀行システムは底堅い」
「7対2で25BPの利上げ決定。2メンバーは据え置き支持」
・ベイリー英中銀総裁「インフレは夏までに急速に鈍化すると予想」
「インフレはピークに達した兆候も、依然高すぎる」
「銀行の混乱は2008年の金融危機の再燃ではない」
「英国の規制は2008年に比べ改善、銀行は強まった」

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