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注目銘柄ダイジェスト(前場):リブセンス、コスモエネHD、ソフトMAXなど

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東洋建<1890>:948円(+46円)
大幅続伸。前日に5カ年の中期経営計画を発表している。28年3月期の経営数値目標として、売上高2350億円以上、営業利益150億円以上などを掲げている(23年3月期見込は売上高1710億円、営業利益80億円)。また、従来よりも大幅に高水準での配当を想定しており、新中期経営計画期間中は配当性向倍以上(現中期経営計画公表方針20-30%)、下限50円を実行するとしている。

フジHD<4676>:1214円(+68円)
大幅続伸。投資有価証券の売却による特別利益の計上を発表している。上場有価証券3銘柄を売却して約160億円の特別利益を23年3月期に計上、それに伴い、純利益は従来予想の270億円から420億円に上方修正している。政策保有株式の縮減、資産効率の向上を図るとともに、グループ事業の成長に向けた投資などの原資として活用することを目的としている。売却資金を活用することで、年間配当金も従来計画40円から50円に引き上げ。

リブセンス<6054>:268円(+24円)
大幅続伸。転職口コミサイト『転職会議』にOpenAIのChatGPTをAPI連携し、ChatGPTなどで使用されているAIであるGPT-3.5を活用した企業口コミの要約情報の提供を開始したと発表している。ChatGPTのAIを活用した要約文により、ユーザーは短時間で的確に各企業の大まかな特長や社風のイメージを読み取ることができるようになる。利用者数の増加につながっていくとの期待感が先行する形に。

コスモエネHD<5021>:4170円(+320円)
大幅続伸。前日に中期経営計画を発表しており、株主還元方針がポジティブに評価されているもよう。200円を下限とした安定配当の実施、並びに、在庫影響を除いた純利益に対し3カ年累計総還元性向60%以上を目指すとしている。なお、業績の数値目標としては、26年3月期経常利益1650億円を掲げている。ちなみに、23年3月期は、在庫評価益を除いたベースでの経常利益は1400億円を見込んでいる。

東芝<6502>:4427円(+214円)
大幅反発。日本産業パートナーズなどの連合による買収提案を受け入れると発表している。7月下旬をめどにTOBが実施され、TOB価格は1株4620円となるもよう。TOB価格は前日終値比で9.7%のプレミアムとなり、同価格へのサヤ寄せを目指す動きが先行している。なお、TOBは66.7%の応募を成立条件としており、TOBが成立すれば株式は上場廃止となる。

ソフトMAX<3671>:813円(+47円)
大幅に続伸。政府が「全国の医療機関・薬局で電子カルテ情報の一部の共有、閲覧を可能にする新たなシステムを構築し、感染症危機時などに、病院や自治体が迅速に患者の情報を共有できる体制を目指す」と一部メディアが報道し、買い手掛かりとなっている。報道によると、4月にも医療現場のデジタル化に向けた工程表を決定するという。ソフトマックスはWeb型電子カルテシステムを手掛けており、関連銘柄の一角として物色されているようだ。

日本ナレッジ<5252>:3870円
上場2日目に公開価格(1500円)の2.5倍となる3750円で初値を付けた。主な事業は、ソフトウェアのテスト・品質検証サービス、システム受託開発など。23年3月期の営業利益予想は前期比36.4%増の1.80億円。検証事業でエンジニア1人当たり売上高が増加するほか、開発事業でインボイス制度に伴う請求書発行機能のシステム改修が必要となることから、稼動エンジニア数が増加すると見込んでいる。第3四半期累計の実績は1.88億円だった。

HOUSEI<5035>:829円(+11円)
大幅に3日続伸。デジタルコンテンツを取り扱うSEVEN&EIGHT HOLDINGS(東京都港区)と共同で、IP斡旋などを手掛ける子会社「SEVEN&EIGHT SYSTEM」(東京都新宿区)を設立すると発表している。持株比率はHOUSEIが51%、SEVEN&EIGHT HOLDINGSが49%。海外ネットワークを有するSEVEN&EIGHT HOLDINGSの営業力や企画力を取り入れ、日本に加えて中国、台湾、韓国などのエンターテイメント業界を対象にIP斡旋とITサービスを行う。
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