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C&GSYS Research Memo(5):2023年12月期は金型製造事業が端境期となり営業減益予想

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■今後の見通し

C&Gシステムズ<6633>は、2023年12月期業績について、売上高4,131百万円(前期比6.6%減)、営業利益311百万円(同31.6%減)、経常利益349百万円(同31.7%減)、親会社株主に帰属する当期純利益208百万円(同28.9%減)を見込んでいる。CAD/CAMシステム等事業は堅調に推移する見込みであるが、金型製造事業は設備投資の端境期となることから減益予想となっており、全体でも営業減益が予想されている。ただし、2023年12月期は一時的な端境期の落ち込みであり、2024年12月期以降は再び回復すると会社は見ている。

セグメント別では、CAD/CAMシステム等事業の売上高は3,556百万円(同4.4%増)、営業利益は306百万円(同2.2%増)、営業利益率は8.6%(同0.2ポイントダウン)を見込んでいる。自動車のEV化、電子部品等の旺盛な需要を背景に設備投資が堅調に推移すると見られることから、増収増益を予想している。一方で金型製造事業は、売上高は565百万円(同43.7%減)、営業利益は4百万円(同96.9%減)、営業利益率は0.8%(同14.6ポイントダウン)と減収減益を見込んでいる。自動車モデルチェンジの谷間となる見込みから設備投資が弱含みとなる可能性が高く、さらに2022年12月期が好調であったこともあり前期比では減収減益予想となっている。

確かに自動車業界や工作機械業界の先行きや為替の動向など不透明要因は多いが、弊社では、現在のこれらの予想はかなり保守的であり、今後の状況によっては通期の業績予想が上方修正される可能性もあり得ると見ている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
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