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今日の為替市場ポイント:リスク選好的な為替取引がただちに拡大する可能性低い

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24日のドル・円は、東京市場では130円94銭から130円06銭まで下落。欧米市場では129円64銭まで下落した後、130円90銭まで反発し、130円72銭で取引終了。本日27日のドル・円は主に130円台で推移か。欧米金融不安は十分払しょくされていないため、リスク選好的な為替取引がただちに拡大する可能性は低いとみられる。

国際通貨基金(IMF)のゲオルギエワ専務理事は3月26日に講演を行い、「先進国の行動により市場のストレスは緩和したものの、金融安定性に対するリスクが高まっている」と見方を伝えた。また、米ブルームバーグ・ニュースは25日、関係者の話として、「米当局は経営状況が懸念されている米中堅銀行ファースト・リパブリック・バンクにバランスシートを補強する時間を与えることを検討している」と報じている。イエレン米財務長官は先週開かれた米下院歳出小委員会の公聴会で「強力な措置が正当化された場合は追加措置を講じる用意がある」と述べており、金融安定性を維持する姿勢を示した。米株式市場は米当局の対応をおおむね評価しているようだが、直近における銀行破綻は国内需要を抑制し、融資を縮小させる可能性があるため、米金融政策の見通しについては予断を許さない状況が続くとみられる。

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