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日経平均は97円高でスタート、商船三井やJR西などが上昇

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[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;27482.39;+97.14
TOPIX;1963.67;+8.35

[寄り付き概況]

 3月27日の日経平均は前週末比97.14円高の27482.39円と反発でスタート。24日の米国市場でダウ平均は132.28ドル高の32237.53ドル、ナスダックは36.56ポイント高の11823.96で取引を終了。ドイツ銀行のデフォルト(債務不履行)保証料の上昇をきっかけとした欧州金融不安の再燃が米国内金融への懸念に波及し、下落スタート。その後、複数のアナリストがドイツ銀はクレディ・スイスと違い過去8四半期黒字を計上しており柔軟性があると楽観的なレポートを発表したため懸念が緩和、相場は上昇に転じた。終盤にかけて金融混乱は制御可能と注意深く楽観的な見方も広がり、上げ幅を拡大して終了。シカゴ日経225先物は大阪比65円安の27115円。米株高の流れから、本日の日経平均はやや買いが先行。ただし、過度な金融システム不安が和らいだとはいえ、引き続き市場の様子見ムードは根強いことから、積極的な動きは限定的となっている。

 東証プライム市場の売買代金上位では、商船三井<9104>、JR西<9021>、KDDI<9433>、JR東海<9022>、JR東<9020>、任天堂<7974>などが買われている一方、レーザーテック<6920>、東エレク<8035>、三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、アドバンテ<6857>などが下落。業種別では、陸運、不動産、医薬品などが上昇率上位で推移している。

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