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今日の為替市場ポイント:米長期金利上昇を意識して円買い抑制も

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27日のドル・円は、東京市場では130円50銭まで下げた後、131円37銭まで反発。欧米市場では130円89銭まで下落した後、131円76銭まで上昇し、131円55銭で取引終了。本日28日のドル・円は主に131円台で推移か。米長期金利の上昇を意識して、リスク回避的な円買いが拡大する可能性は低いとみられる。

報道によると、米銀ファースト・シチズンズ・バンクシェアーズは27日、経営破綻したシリコンバレー銀行の預金、融資債権、一部資産を米連邦預金保険公社(FDIC)から取得すると発表した。投資家の多くは銀行システムを巡る懸念を抑制しようとする金融当局の取り組みを評価しているようだ。足元でリスク回避的な取引は縮小しており、米国債利回りは上昇。外為市場では長期金利の動向を意識したドル買い・円売りが観測された。ただ、直近における銀行破綻は米国内の需要をある程度抑制し、銀行融資を縮小させる可能性は残されている。このため、米金融政策の見通しについては引き続き予断を許さない状況が続くとみられる。

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