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概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は3日続伸、欧州市場の上昇や米金融不安の緩和などが支援材料

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【ブラジル】ボベスパ指数 101185.09 +1.52%
28日のブラジル株式市場は3日続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比1514.62ポイント高(+1.52%)の101185.09で取引を終了した。99488.19から101559.17まで上昇した。

買いが先行した後は上げ幅を拡大させ、引けまで高値圏でもみ合った。欧州市場の上昇が好感され、ブラジル市場にも買いが広がった。また、欧米の金融不安がいったん緩和されていることも引き続き支援材料。ほかに、原油など商品市況の上昇が資源セクターの物色手掛かりとなった。

【ロシア】MICEX指数 2442.19 +0.06%
28日のロシア株式市場は3日続伸。主要指標のMOEX指数は前日比1.51ポイント高(+0.06%)の2442.19で取引を終了した。2421.39から2458.37まで上昇した。

中盤はマイナス圏に転落する場面もあったが、その後は再び買い戻された。欧州市場の上昇や米金融不安の緩和などが支援材料となった。一方、指数の上値は重い。世界景気の先行き不透明感が払しょくされていないことが引き続き圧迫材料となった。また、欧米による対ロ制裁の追加懸念も足かせとなった。

【インド】SENSEX指数 57613.72 -0.07%
28日のインドSENSEX指数は弱含み。前日比40.14ポイント安(-0.07%)の57613.72、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同34.00ポイント安(-0.20%)の16951.70で取引を終えた。

買いが先行した後は前日の終値近辺でもみ合った。景気の減速観測が指数の足かせ。S&Pグローバル製造業購買担当者景気指数(PMI)は最新リポートで、2023年度のインドの成長予想を6%に据え置いた。予想通りなら2022年度の成長率7.0%(予想)を下回る見通しだ。23年度のインフレ予想は前年度の6.8%(予想)から5.0%に鈍化。S&Pは、24年度-26年度の成長率について、平均で7.0%になるとの見方を示した。

【中国本土】上海総合指数 3245.38 -0.19%
28日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比6.02ポイント安(-0.19%)の3245.38ポイントと3日続落した。

中国景気の先行き不安が懸念される流れ。前日公表された中国工業-企業の今年1-2月利益総額は前年同期比で22.9%減少し、昨年通年の4.0%減から減少率が拡大した。決算報告した主要企業の一部で業績不振が明らかとなり、これから発表が続く企業決算に対する警戒感が強まっている。中国人民銀行(中央銀行)の資金供給スタンスなどを手がかりに、指数は小高く推移していたものの、終盤に入りマイナスに転じた。今週31日に、今年3月の中国製造業PMIが公表されることも気がかり材料として意識されている。
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