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日経平均は55円安でスタート、日野自や川崎船などが下落

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[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;27827.89;-55.89
TOPIX;1984.61;-10.87

[寄り付き概況]

 30日の日経平均は55.89円安の27827.89円と4日ぶり反落して取引を開始した。前日29日の米国株式市場は反発。ダウ平均は323.35ドル高の32717.60ドル、ナスダックは210.16ポイント高の11926.24で取引を終了した。金融不安の警戒感が一段と緩和し、寄り付き後、上昇。ヨガアパレルのルルレモン(LULU)や半導体のマイクロン・テクノロジー(MU)の決算を受けて投資家心理がさらに改善し、終日堅調に推移した。利上げ停止が視野に入ったことで特にハイテクの買い戻しが目立ち、相場の上昇をけん引した。終盤にかけ、半導体インテル(INTC)が投資家向けイベントで新データセンターチップを巡る計画の詳細を発表すると、相場を一段と押し上げた。

 今日の東京株式市場で日経平均は下落して始まった。今日は権利落ちに伴い、QUICKによると、日経平均で255円ほど下押し影響があるとみられている。日経平均が昨日までの3日続伸で500円近く上昇したことから、目先的な戻り待ちの売りが出やすかった。また、今日は3月期末の権利落ち日にあたり、昨日までの配当や株主優待目的の買いなどが減少するとみられている。一方、昨日の米株式市場で主要指数が上昇したことが東京市場の株価の支えとなった。また、外為市場で1ドル=132円60銭台と、昨日15時頃と比べ80銭ほど円安・ドル高に振れたことが、東京市場で輸出株などの株価を支える要因となった。さらに、昨日の日経平均が25日移動平均線を明確に上抜けて取引を終えたことから、株価の先高観を指摘する向きもあったが、寄付き段階では日経平均は下落した。なお、取引開始前に発表された対外及び対内証券売買契約などの状況(週間)によると、海外投資家は3月19-25日に国内株を5週連続で売り越した。売越額は1兆2858億円だった。今日は、ノバシステム<5257>が東証スタンダードに、ビズメイツ<9345>が東証グロースにそれぞれ上場した。

 セクター別では、海運業、石油石炭製品、水産・農林業、その他金融業、証券商品先物などが値下がり率上位、ゴム製品、電気機器、精密機器が値上がりしている。東証プライムの売買代金上位では、日野自<7205>、川崎船<9107>、商船三井<9104>、エディオン<2730>、日本郵政<6178>、郵船<9101>、ゆうちょ銀行<7182>、ゼンショーHD<7550>、ソフトバンク<9434>、近鉄GHD<9041>、住友商事<8053>、任天堂<7974>、KDDI<9433>、オリックス<8591>などが下落。他方、レーザーテック<6920>、第一三共<4568>、HOYA<7741>、ソニーG<6758>、アドバンテスト<6857>、東エレク<8035>、ルネサス<6723>、キーエンス<6861>、ブリヂストン<5108>、OLC<4661>、日立<6501>、ファーストリテ<9983>、信越化<4063>、ソフトバンクG<9984>などが上昇している。

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