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NYの視点:FRB高官はあと1回の利上げを支持か、住宅除くサービスセクター依然強く

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金融混乱を巡る不透明感がくすぶる中、米連邦準備制度理事会(FRB)高官はあと1回の利上げを示唆した。ボストン連銀のコリンズ総裁は、「金融システムは強く、柔軟性がある」としたうえで、「インフレを押し下げるためにいくらかの追加引き締めが必要になる」と、追加利上げを支持する姿勢を示した。同時に、信用のひっ迫が追加利上げの必要性を相殺する可能性を指摘。ただ、「次回会合での行動に言及するのは時期尚早」と加えた。

米リッチモンド連銀のバーキン総裁は利上げの効果がでるには時間がかかり、信用が引き締まる可能性を指摘。クレディスイス問題により50BPの利上げ選択肢は除外されたとの見解。FR

さらに、23年の連邦公開市場委員会(FOMC)投票権を有する米ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁は、インフレを鈍化させるために金利を高水準で維持する必要があるとの考え。シリコンバレー銀破たんを受けて信用危機が起こるかどうか、現状では不透明だと加えた。また、FRBが注視している住宅を除いたサービスセクターにはまだ、鈍化する兆候が見られないとしており引き続き引き締め策を維持する必要性を強調した。

市場は年内の利下げを織り込んだが、FRBは住宅除くサービスセクターが依然強く追加引き締めが必要と考えている。

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