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概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は3日ぶり反落、利益確定売りが優勢

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【ブラジル】ボベスパ指数 110333.40 -0.52%
29日のブラジル株式市場は3日ぶりに反落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比572.11ポイント安(-0.52%)の110333.40で引けた。日中の取引レンジは110,195.11 - 111,168.05となった。

買いが先行した後は売りに押され、引けまで狭いレンジでもみ合った。連日の上昇で足元では高値警戒感が強まり、利益確定売りが優勢。また、通貨レアル安の進行もブラジル株の圧迫材料となった。一方、指数の下値は限定的。利下げ期待の高まりが引き続き好感されたほか、成長予想の上方修正が支援材料となった。2023年の成長予想は前回の1.20%から1.26%に引き上げられた。

【ロシア】MOEX指数 の2732.00 +1.86%
29日のロシア株式市場は続伸。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比49.97ポイント高(+1.86%)の2732.00ポイントで引けた。日中の取引レンジは2,697.46 - 2,732.00となった。

高く寄り付いた後は上げ幅をやや拡大させた。親ロ派であるトルコの現職エルドアン氏が大統領に当選したことが好感された。また、また、米債務の上限問題をめぐる交渉に進展がみられているとの報道も支援材料。ほかに、景気対策への期待などが引き続きサポート材料となった。

【インド】SENSEX指数 62846.38 +0.55%
29日のインドSENSEX指数は3日続伸。前日比344.69ポイント高(+0.55%)の62846.38、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同99.30ポイント高(+0.54%)の18598.65で取引を終えた。

買いが先行した後は狭いレンジでもみ合った。1-3月期の成長率が前期から加速するとの見通しが好感された。また、国際通貨基金(IMF)も最新リポートで、むこう5年のインドの成長率が平均で6.1%になるとの見方を示した。ほかに、外国人投資家(FII)の買い越しが指数をサポート。FIIはこの日まで7日連続の買い越しとなった。外部環境では、米債務の上限問題をめぐる交渉に進展がみられているとの報告が支援材料となった。

【中国本土】上海総合指数 3221.45 +0.28%
週明け29日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前営業日比8.94ポイント高(+0.28%)の3221.45ポイントと小幅ながら続伸した。

値ごろ感に着目した買いが継続する流れ。29日の米株先物続伸や、先週末の原油相場反発も好感されている。米国では、米連邦政府の法定債務上限の実質引き上げで与野党が原則合意したことが刺激材料となった。もっとも、上値は限定されている。米中対立の警戒感や、中国の景気不安が重しだ。27日に報告された1-4月の中国工業企業利益は前年同期比20.6%減。マイナス幅は1-3月の21.4%減から縮小したものの、依然として低迷が続いている。

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