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概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は3日ぶりに反落、原油価格の下落が警戒され

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【ブラジル】ボベスパ指数 108967.03 -1.24%
30日のブラジル株式市場は続落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比1366.37ポイント安(-1.24%)の108967.03で引けた。日中の取引レンジは108,551.51 - 111,290.69となった。

買いが先行した後は売りに押され、引けまで狭いレンジでもみ合った。欧州市場の下落が警戒され、ブラジル市場にも売りが広がった。また、通貨レアル安の進行も圧迫材料。一方、利下げ期待や成長予想の上方修正が引き続き好感された。

【ロシア】MOEX指数 2698.75 -1.22%
30日のロシア株式市場は3日ぶりに反落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比33.25ポイント安(-1.22%)の2698.75ポイントで引けた。日中の取引レンジは2,687.81 - 2,748.60となった。

プラス圏でもみ合った後は終盤マイナス圏に転落した。原油価格の下落が警戒され、資源銘柄を中心に売りが広がった。また、連日の上昇で足元では高値警戒感も強い。ほかに、4月の鉱工業生産など主要な経済指標が今週中盤からそろって発表されるため、慎重ムードも強まった。

【インド】SENSEX指数 62969.13 +0.20%
30日のインドSENSEX指数は4日続伸。前日比122.75ポイント高(+0.20%)の62969.13、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同35.20ポイント高(+0.19%)の18633.85で取引を終えた。

中盤はマイナス圏に転落する場面もあったが、その後は買い戻された。外国人投資家(FII)の買い越しが好感された。FIIはこの日まで8日連続の買い越しとなった。また、失業率の低下観測も支援材料。1-3月期の都市部の失業率は前期の7.2%から6.8%に低下すると予測されている。ほかに、航空大手がキャビン・アテンダントなどを大量採用する方針を示したことも同セクターの支援材料となった。

【中国本土】上海総合指数 3224.21 +0.09%
30日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比2.77ポイント高(+0.09%)の3224.21ポイントと小幅ながら3日続伸した。

中国経済対策の期待感が相場を支える流れ。足もとでは新型コロナウイルス感染が再拡大しているほか、直近で公表された経済指標は総じて弱い内容だ。景気持ち直しを支えるため、当局は各種の対策を打ち出す――との見方が広がっている。ただ、上値は限定された。指標発表前の買い手控えなどで、指数は安く推移する場面もみられている。中国ではあす31日に5月の中国製造業PMI(国家統計局による)、6月1日に5月の財新中国製造業PMI(民間による)が公表される。人民元安の進行もネガティブ。人民元相場は30日のオフショア(CNH)市場で、2022年11月末以来となる1米ドル=7.1人民元台に乗せた。
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