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USENNEX Research Memo(11):年間配当の増配と配当性向の引き上げを予定

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■株主還元策

1. 配当政策
USEN-NEXT HOLDINGS<9418>は配当金について、財政状態、利益の状況、新規投資計画等を総合的に勘案して、業績に基づき年1回、期末において剰余金の配分を行うことを基本方針としている。この剰余金の配当の決定機関は株主総会である。同社は、株主に対する利益還元を経営の重要政策の1つに位置付けており、配当性向を10%から中期的に30%に引き上げることを目標に増配を継続する方針である。こうした基本方針に則り、2023年8月期の予想年間配当は、1株当たり18円(中間配当9.0円、期末配当金9.0円)から1株当たり20.0円(中間配当10.0円、期末配当10.0円)へと増配し、予想配当性向は前期の10.4%から13.1%としている。

株主優待制度のうち「プレミアム優待倶楽部」は廃止。「U-NEXT」の視聴は可能
2. 株主優待制度
同社は、株主の日頃の支援に感謝するとともに、同社グループのサービスを利用することで事業内容について理解を深めてもらい、長期的に保有してもらうことを目的として株主優待制度を導入している。具体的には、コンテンツ配信サービス「U-NEXT」において、100~999株を保有する株主に90日間分の利用料と1,000円分のポイントを贈呈し、1,000株以上を保有する株主には1年分の利用料と毎月1,800円分のポイントを贈呈することにしている。なお、同社は、株主優待制度の1つであった「プレミアム優待倶楽部」を2023年2月末日基準の提供をもって廃止した。株主には今後は増配を中心に報いる考えだが、個人投資家向け優待として効果のある「U-NEXT」による株主優待制度は継続する方針である。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)
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