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注目銘柄ダイジェスト(前場):菱洋エレク、Tホライゾン、メディアSなど

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大平洋金<5541>:1524円(-69円)
大幅続落で年初来安値更新。大和証券では投資判断を「3」から「4」に格下げ、目標株価も2600円から1300円にまで引き下げている。エネルギー価格のピークアウトを考慮しても、フェロニッケル販売価格の低迷や数量減により、営業損失計上が続く見通しとしている。25年3月期は72億円の営業損失と予想。NPIとの競争激化という事業環境の構造的な厳しさ、フェロニッケル事業のCO2排出負担、純損失が継続する厳しい業績見通しなども考慮。

ゼネテック<4492>:954円 カ -
ストップ高買い気配。前日に3カ年の中期経営計画を発表している。数値目標としては、最終年度の25年度に売上高118億円、営業利益23億円などを掲げている。23年度計画はそれぞれ67億円、3.7億円であり、今後2年間での急成長を想定する形になっている。ポジティブなサプライズが先行する形に。配当性向も50%程度を維持していく方針としている。

Tホライゾン<6629>:543円(+80円)
ストップ高。航空機整備現場へのウェアラブルカメラ導入協力をリリースしている。MRO Japanでは航空機整備の現場にウェアラブルカメラ360台を導入、同社のほか、ブロードバンドタワー、ヘリックス、沖縄セルラーなど4社の協力で実現としている。同社では、ウェアラブルカメラのデバイスを提供しているもよう。なお、次世代のレーザー自動はんだ付けロボット「J-CAT STAR GATE」発売も前日に発表している。

CMK<6958>:479円(+36円)
大幅反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では投資判断「オーバーウェイト」継続で、目標株価を770円から850円にまで引き上げている。26年3月期以降の成長性の高まりを反映しているもよう。統合ECUやADAS普及によるPCB需要の急拡大を想定しており、24年3月期営業利益予想30億円に対して、26年3月期は80億円を予想しているもよう。

菱洋エレク<8068>:3180円(+501円)
ストップ高。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は12億円で前年同期比2.9%増と増益を確保、24年1月期通期予想を従来の36億円から43億円、前期比8.4%減に上方修正している。ICT・ソリューション分野が想定以上に堅調推移となっているもよう。リョーサンの持分法適用会社化により、経常利益は65億円から89億円にまで増額。年間配当金も120円から160円に引き上げ、前期比50円の増配に。利回り妙味も高まる形に。

はてな<3930>:954円 カ -
ストップ高買い気配。23年7月期の営業利益予想を従来の1.47億円から2.23億円(前期実績3.24億円)に上方修正している。人員採用が順調に推移し、業務委託などの外注費が従来の想定を下回る見込みのため。広告宣伝費も出稿メニューを見直した結果、予想を下回る見通し。また、6万株(0.60億円)を上限として自社株買いを実施することも開示している。発行済株式総数(自社株を除く)に対する割合は2.02%で、取得期間は1日から8月31日まで。

メディアS<4824>:369円(+72円)
一時ストップ高。ソフトバンク<9434>傘下のSBペイメントサービス(東京都港区)及びキャッチボール(東京都品川区)と新たな事業を開始することで合意したと発表している。協業して継続課金(サブスク)対応のクレジットカード決済サービス「エスコレ」を提供する。後払い機能にも対応する予定。クレジットカード継続課金機能としてSBペイメントサービスの決済プラットフォームを、後払い機能としてキャッチボールの決済プラットフォームを採用する。

アンジェス<4563>:133円(+8円)
大幅に反発。HGF(肝細胞増殖因子)遺伝子治療用製品「コラテジェン筋注用 4mg」について、条件解除に向けて厚生労働省に製造販売承認を申請したと発表している。コラテジェンは、慢性動脈閉塞症を対象として19年3月に条件及び期限付製造販売承認を取得し、同年9月に三菱ケミカルグループ<4188>傘下の田辺三菱製薬から発売されている。使用成績比較調査で治験結果の再現性が確認できたと判断し、今回の条件解除に向けた申請になったという。
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