TKP — 大分交通との長期借地契約とアパホテルの建設・開業に向けた動き

TKP<3479>、2023年6月5日、大分交通と長期借地契約に関する基本合意書を締結し、アパホテルの建設・開業を前提に検討を開始したと発表。TKPは、遊休不動産を活用して空間を再生し、付加価値を加えた総合的な空間サービスを提供する空間再生流通事業を展開している。

TKPは、大分交通と基本合意書を締結し、ホテル建設・開業用の土地を長期にわたって賃貸借する契約の締結に向けて検討を開始した。大分交通が大分県大分市に所有する約205坪の土地について、TKPが長期で賃貸借契約を結び、その土地の有効活用を行うことに合意した。

新型コロナウイルス感染症の影響が続く中、経済再開が進み、観光需要・インバウンドの盛り上がりが期待されている。TKPは、この契約を通じて観光需要の受け皿を広げ、事業拡大の可能性を検討している。

TKPは、フレキシブルオフィス事業を展開し、全国に約240施設の貸会議室や宿泊研修施設を展開している。また、地方創生や企業・事業の再生へとその事業領域を拡大していきたいと考えている。

TKPの動きから見て、地方経済の活性化と観光需要の増加に対応するための戦略的な取り組みが見られる。アパホテルの建設・開業は、地方都市の重要な課題である観光需要・インバウンドの取り込みに対する一つの解答となり得る。