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NYの視点:2024年のアメリカ大統領選に向けた各陣営の動きが本格化

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報道によると、2024年のアメリカ大統領選に向けて、ドナルド・トランプ政権の副大統領だったマイク・ペンス氏が6月5日、立候補の書類を正式に提出した。ペンス氏は6月7日に予備選が最初に行われるアイオワ州で演説する予定のようだ。主要メディアによる世論調査によると、共和党支持者の間ではトランプ前大統領が主に支持されており、フロリダ州のデサンティス知事をリードしている。ペンス氏の支持率は3位だが、支持率はデサンティス氏を明らかに下回っており、数%台で推移しているようだ。他にも候補者はいるが、いずれも支持率は低迷しており、専門家の間ではトランプ氏、デサンティス氏、ペンス氏の3人の指名争いになるとの見方が多い。

しばらく前までデサンティス氏を評価する声が多く聞かれていたが、同氏は正式な出馬表明を主要メディアを通じて行わなかったことから、支持率は伸び悩んでいるようだ。何らかのマイナス材料が提供されない場合、トランプ前大統領はこのまま高い支持率を維持し、共和党大統領候補に選出される可能性は十分あるとみられている。現時点で大半の市場参加者は2024年の大統領選挙の行方について特に関心を寄せていないが、共和党大統領候補にトランプ氏が選ばれる可能性が一段と高まった場合、投資家の多くは同氏が掲げる経済・外交政策などについて点検を始めるだろう。

なお、民主党側では現職のバイデン大統領が再選を目指すことを早い時期に表明しているが、ロバート・ケネディJr.(ジョン・F・ケネディ元大統領の実弟)が4月19日に大統領へ立候補することを正式表明しており、米国で話題となっている。同氏は環境保護活動などに長年従事しており、大企業などからの支援は期待できないため、指名争いに勝つことは難しいとみられている。ただ、バイデン大統領は高齢であることが問題視されており、再選しても大統領としての職務を遂行することはより難しくなると指摘されていることから、ロバート・ケネディJr.候補に対する関心がやや高まっているようだ。

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