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米国株見通し:下げ渋りか、金融政策にらみ思惑交錯

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(13時30分現在)

S&P500先物      4,267.50(-6.75)
ナスダック100先物  14,292.00(-39.50)

米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は軟調、NYダウ先物は50ドル安。長期金利はやや持ち直し、本日の米株式市場は売り先行となりそうだ。

7日の主要3指数はまちまち。ナスダックとS&Pは序盤からマイナスに転じたが、ダウはプラスを維持し、91ドル高の33665ドルと続伸で取引を終えた。豪準備銀行とカナダ銀行の両中銀が相次いで予想外の利上げに踏み切り、金融引き締め圧力を警戒した売りが先行。このうち、長期金利の上昇を背景にハイテクへの調整売りが下げを主導した。半面、景気後退(リセッション)への過度な懸念は一服し、景気敏感が買い戻され相場を支えた。

本日は下げ渋りか。主要中銀によるサプライズの利上げを受け、来週開催の連邦公開市場委員会(FOMC)での据え置き予想は低下。連邦準備制度理事会(FRB)の引き締め長期化観測で金利高に振れれば、全般的に買いづらい地合いとなりそうだ。ただ、手がかりが乏しいなか、今晩発表の新規失業保険申請件数は前週から若干弱い内容が想定されている。雇用情勢の回復鈍化が意識されれば金融政策にらみの売りを弱め、指数の下げを抑制するとみる。

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