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メキシコペソ円今週の予想(6月5日) サンワード貿易の陳氏(花田浩菜)

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皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター花田浩菜の気になるレポートです。今回は、メキシコペソ円についてのレポートを紹介します。

陳さんはまず、『今週のメキシコペソ円は、堅調な経済動向と高水準の政策金利を背景に押し目買いが継続しそうだ』と述べています。

続けて、『メキシコの第1四半期の国内総生産(GDP)は前期比1.0%増し、6四半期連続のプラスとなった。速報値(1.1%)はやや下回った。前年同期比では3.7%増。市場予想と速報値の3.9%を小幅に下回った』と伝え、『米国の景気鈍化と金融引き締め政策で今後数四半期のメキシコ経済の成長は鈍化するとの見方が出ている。ただ、今年の経済活動はまずまずの滑り出しと評価されていることがペソ買いにつながっているようだ。CFTC建玉を見ると、ファンドは対ドルをメキシコペソの買い越しを拡大している。5月30日時点で、買い越しは7万8005枚と前週よりも1.4%増加した。』と解説しています。

また、『海外(主に米国)からの送金もペソをサポートしている。メキシコ銀行(中央銀行)は1日、外国からメキシコへの4月の送金額が前年同月比6%増の50億300万ドル(約7000億円)になったと発表した。4月として初めて50億ドルを上回った』とし、『米国などに住むメキシコ出身の出稼ぎ労働者が送金を通じて母国に住む家族の生活を支えている。前年同月を36カ月連続で上回った。メキシコでは主要な外貨獲得手段である送金の増加が飲食業など国内消費を下支えしている。2023年1-3月期の実質国内総生産(GDP)はサービス業などの第3次産業が前四半期比で1.5%増と好調だった』と伝えています。

一方で、『メキシコ中央銀行が1日公表した5月の金融政策決定会合議事要旨によると、理事会はインフレ率とインフレ圧力が鈍化したものの依然高止まりしていると強調した。中銀は5月の会合で政策金利を11.25%に据え置くことを全会一致で決めた。過去約2年間で計725ベーシスポイント(bp)の利上げを実施したが、停止に踏み切った。議事要旨はまた、インフレ率を目標水準に引き下げるために政策金利を現行水準で「長期間」維持する必要があるとした』と言及しています。

陳さんは、『中銀は5月31日の四半期経済報告でも同様の見解を示した。中銀はインフレ率が2024年第4四半期までに中銀目標の3%に戻ると予想している』と考察しています。

こうしたことから、メキシコペソ円の今週のレンジについては、『7.80円~8.20円』と予想しています。

参考にしてみてくださいね。

上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の6月6日付「メキシコペソ円今週の予想(6月5日)」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコリサーチレポーター 花田浩菜

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